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2016.06.28

鍼灸による不妊治療の基本は卵巣や子宮の血流改善にあり

女性の不妊症の原因には、排卵障害、卵管の閉塞、狭窄、癒着、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、先天奇形、子宮頸管炎、免疫因子(抗精子抗体など)などがある。このうち排卵因子、卵管因子に男性の因子を加えた3つは頻度が高く、不妊症の3大原因と言われている。

・月経周期の異常ある人
・腹部の術後で腹膜炎や腸閉塞を起こしたことのある人
・骨盤腹膜炎を起こしたことのある人
・クラミジアや淋菌といった性行為感染症にかかったことがある人
・健康診断などで子宮筋腫、子宮内膜症と言われている人

 このような症状に当てはまる人は、一人で悩まず、まずは基礎体温を1~2か月つけ、早めに専門の医師へ相談に行くことを勧める。一般社団法人国際統合治療協会は、啓発活動を行なっている東洋医学において、不妊症に対する新しい対策を発表した。不妊症の体質改善を目的に、月経の安定、冷え性の改善、骨盤内腔の血流増加によって悩みの解決をサポートする。

不妊治療

■婦人科ではっきりとした原因が見つからず悩んでいる人へ

現在、東洋医学を用いた新しい治療の効果が論文で発表されている。まず、鍼刺激によって各種内臓血流の増加に影響を及ぼすことが明らかになっている(※文献1)。とくに、手足の鍼刺激によって、脳へ伝わった刺激は、卵巣血流の改善が著名に認められることや、脊髄を介した血流調整では、子宮の血流改善を起こすことがわかっている。鍼灸の不妊治療の基本は、卵巣や子宮の血流改善を行なうことにある。卵巣には様々な発達段階の卵胞や黄体が多数存在するが、それらを包むように豊富な血管網が存在する(※文献2)。卵巣はこの豊富な血管からの血液供給によって養われているので、卵巣血流の調節は排卵やホルモン分泌機能を正常に維持するのに重要と考えられている。

(※文献1)鍼治療によって血流改善を起こすことで、冷えや生理不順を体質から治していくことが大切だ。
 (※文献1)鍼刺激による種々の器官の血流調節. 内田さえ. 鍼灸OSAKA 25 28-34 2009年
(※文献2)金井千恵子、花田智子、内田さえ、堀田晴美、 曾川義寛:ノルアドレナリンに対するラット卵巣細動脈径と卵巣血流の反応.自律神経43:410415,2006

■東洋医学による不妊症治療の考え方

東洋医学による不妊症治療の基本は、「身体のバランスを整えること」である。東洋医学では、気(き・エネルギー)血(けつ・身体の栄養素)水(すい・体の血液以外の水分)が経絡という通り道を滞りなく流れることで、生命活動が維持されていると考える。気・血は滞りなく流れているのか、気・血の量は不足していないか、偏った体質を見極めることで、一人ひとりに合った対策を決めていく。また、不妊治療で悩んでいる人は、一人よりも夫婦で相談へ来ることを勧める。

文/編集部

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