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2016.06.22

時速240kmで体感した最強のロードカー、ポルシェ『911ターボ』の実力

“ポルシェ”というブランドは、例えばロータスなどと違って、おそらくは多くの女性も知っているブランドであり、フェラーリやランボルギーニよりも顔やカタチまで想像できるわかりやすいスポーツカーではないだろうか。という話は、ポルシェのイメージは『911』というのが大前提ではあるが、1964年に初代『911』が誕生して以来、その基本的な設計思想やカタチを大きく変えることなくモデル継承を行なってきたことと、語り継がれる揺るがないスポーツカー神話によって、ますますポピュラーぶりを強めているような気がする。では『911』にはどんなモデルがあるかと言うと、最もポピュラーなモデルである『911カレラ』は15モデル、『911ターボ』は4モデル、サーキット走行なども視野に入れたスパルタンなモデル『911GT3』は2モデルとなっている。

ポルシェ『911ターボ』が最強のロードカーたる理由

 1つのプラットフォームをベースに、例えば屋根が開くモデルにも「コンバーチブル」と「タルガトップ」があり、駆動方式は「2WD」と「4WD」があり、「ノンターボエンジン」と「ターボエンジン」搭載車がある。実はこれは少し前までの話で、最近、『911カレラ』の搭載エンジンもライトサイジング化(※一般的にはダウンサイジングという)を行なって、排気量を下げたターボエンジンになったばかり。しかしそれは「ポルシェターボ」とは呼ばず、これまで通り『カレラ2』とか『カレラ4』と呼ぶ。そして今回の話の主役、「ポルシェターボ」は『GT3』を除くロードカー向けポルシェの中では最強モデル、最強の『911』。

 ただ、その最強ぶりは単にパワフルで速いというだけではなく、パワフルな“水平対向エンジン”を“リヤ”に積む独特の思想を持つソレを、多くのアベレージドライバーが扱える性能に仕上げられている。限られたシチュエーションでのみ、その性能を発揮するためのレーシングカーのようなタイプではない。ゆえに、ポルシェターボはポルシェ最強のロードカーと言えそうだ。

 今年1月に行なわれた「デトロイトモーターショー」で発表された新型『911ターボ』と『911ターボS』。改良点は、エンジンパフォーマンス、燃費にも貢献するメカニズムの効率化、シャシー制御、インフォテイメントシステムの向上などが主となる。3.8L、6気筒ターボエンジンはそのままに、『911ターボ』は20PS出力アップした540PS、『ターボS』は大型のコンプレッサーを備える新たなターボチャージャーの搭載によって20PSアップの580PSを発揮する。0-100km/hも共に0.2秒アップし、ターボは3.0秒、ターボSが2.9秒。

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