人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2016.06.16

世界190か国に配信されたドラマ『火花』を外国人はどう見たか?Netflixの“お茶の間グローバル化”戦略

6月3日からネットフリックスで、オリジナルドラマ『火花』の配信が始まった。この作品は、同社が日本で制作するコンテンツとして初の4K/HDR対応作品(HDRは今後対応予定)であり、全世界190ヵ国同時配信される。

『火花』

すでに原作を読んだ方も多いと思うが、『火花』は漫才の世界を生きる芸人の生き様が主なテーマだ。「ボケとツッコミ」「先輩と後輩の関係性」など外国人にとってはわかりにくい部分もあると思うが、『火花』は世界で受け入れられるのか?

■『火花』は「エンタメ革命」の第一歩

 同社のCEOリード・ヘイスティングス氏、日本法人社長のグレッグ・ピーターズ氏に話を聞いた。
「私はまだ1話目しか見れてませんが、先輩である師匠と、彼を追い抜いて成功していく後輩である弟子の物語ですが、悲しみと可笑しみが交互にやってきて、とても人間的な話だと感じました」(リード氏)

Netflix CEO リード・ヘイスティングス氏
Netflix CEO リード・ヘイスティングス氏

「『火花』は確かに日本的な作品です。漫才は日本独特の文化で、他国の人々にはわかりづらい部分もあるかもしれません。しかし、この作品は同時に普遍的なヒューマンドラマでもあります。人生の困難、漫才という芸術に真摯に取り組む姿勢は、世界中の人々の心を打つと思います。そして、この作品をきっかけに『漫才』というカルチャーに興味を持つ人が増ええれば、それはすばらしいことではないでしょうか」(グレック氏)

我々日本人が見ると、どうしても「漫才」「芸人」というテーマに目が行きがちだが、ヒューマンドラマとしてクオリティーも確かに高い。「心の動き」に軸を置いた原作を忠実に、丹念なドラマ化している。この「火花」ももしネットフリックスで映像化されなければ、2時間の映画として映像化されてもおかしくなかっただろう。そして、原作を読んだ人は物足りなさを感じてしまうというのが、よくある“映像化”だ。しかし、枠や時間がある程度自由に使えれば、クリエーターもやりがいがあるというものだ。『火花』ではかなり時間をかけて、人物の描写が描かれている。

Netflix日本法人社長 グレッグ・ピーターズ氏
Netflix日本法人社長 グレッグ・ピーターズ氏

グレッグ氏の指摘でおもしろいのはネットフリックスという“メディア”を介して世界配信されることで、世界が漫才を知る機会になるという指摘。ある意味、放送では超えることができなかった壁を軽々と越えて行ったわけだ。

「インターネットは様々な産業、物流や新聞などを変えました。しかし、映画やテレビショーに対する変化は、いま始まったばかりなのです」と、リード氏が言うように、ネットを通して世界に散った漫才という火花が思わぬところで燃え上がってくれたらおもしろい。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年6月14日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「メンズ美的ビューティーボックス」!  特集は「2019年上半期ヒット商品大研究」「NEW渋谷の全貌」etc.

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。