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2016.06.07

中国の競争力を侵食する新興ASEAN諸国の低い労働コスト

新興ASEAN諸国に低い労働コストが中国の競争力を侵食

東南アジア諸国連合(ASEAN)の新興国における基本給は中国本土を大きく下回り、中国の労働コストの競争力は低下している――。このような実態が、世界有数のプロフェッショナル・サービス・カンパニーであるウイリス・タワーズワトソンの発行する『2015 / 2016年版グローバル50報酬レポート(2015/2016 Global 50 Remuneration Planning Report)』のアジア太平洋地域のセクションで明らかになった。同レポートは、一貫したジョブレベリング構造における基本給に関する情報を提供しており、地域横断的に賃金の競争力を国別で比較することができる。また、為替変動が米ドル建の基本給に及ぼす影響にも注目している。

新興ASEAN諸国に低い労働コストが中国の競争力を侵食

■すべての職位でASEAN諸国を上回る中国の基本給

中国のすべての職位における基本給は、調査対象の新興ASEAN諸国(フィリピン、ベトナム、マレーシア、タイおよびインドネシア)で最も労働コストが高いインドネシアを5~44%上回っている。また、中国におけるホワイトカラー専門職の初任給(平均年間基本給は約2万1000米ドル)は、インドネシア(約1万6000米ドル)を約30%上回っている。

一方、ベトナムおよびフィリピンの専門職および中間管理職の平均基本給はASEAN諸国で最低であり、中国を大きく下回っている。例えば、中国の専門職の平均基本給はフィリピンおよびベトナムの1.9倍から2.2倍。最も大きな差異がみられる中間管理職では、中国はインドネシアを44%上回っているが、上級役員およびトップマネジメント層になるとその差異はそれぞれ28%および5%に縮小する。

新興ASEAN諸国に低い労働コストが中国の競争力を侵食

また、マレーシアとタイは、上級役員およびトップマネジメント層の給与が新興ASEAN諸国の中で最も低い。上級役員については、中国はマレーシアの約1.9倍で、トップマネジメント層についてはタイの1.6倍を支払っている。

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