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2016.06.06

難民、アメリカ、サイバー戦争、バロウズ…ドキュメンタリーが豊作だった今年のベルリン国際映画祭

■連載/Londonトレンド通信

2月11日から21日まで開催された第66回ベルリン国際映画祭は、社会派と呼ばれる本映画祭らしい結果となった。秀作が多かったドキュメンタリー映画から目立ったものをあげつつ、映画祭全体を振り返る。

世界的な課題となっている増え続ける難民についてベルリン国際映画祭は、「映画祭が始まった66年前には、ドイツからの難民、またトラウマを負い故国を離れた何百万という人がヨーロッパにいた」として、難民を上映に招待することを開幕前に発表し、映画祭参加者に救済のための募金を呼びかけた。

そのドイツに感謝の意を表したのが、辛らつなドキュメンタリー映画で知られるマイケル・ムーア監督だった。ベルリナーレ・スペシャルに選出された『Where to Invade Next』(邦題『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』として5月公開予定)での参加だ。

『Where to Invade Next』は、アメリカに無いものをいただくというコンセプトでムーア監督が各国を巡る、皮肉の効いたドキュメンタリー。フランスとアメリカの天と地ほども差がある学校給食や、授業時間が短く宿題も無いのに教育水準が高いフィンランドに驚くなど、各国の良い面とアメリカの駄目な面を比較するムーア監督の辛らつさが笑いに転化している。

マイケル・ムーア監督 『Where to Invade Next』から
マイケル・ムーア監督 『Where to Invade Next』から

ベルリナーレ・スペシャルには注目度の高い作品が選ばれ、上映にキャスト、スタッフが参加し、会見も行われるのが常だ。今回、同じくベルリナーレ・スペシャルに選出されていた黒沢清監督『クリーピー』なども、監督はじめ出演者がそろった。クリーピー(気味が悪い)な隣人(香川照之)と対する元刑事(西島秀俊)とその妻(竹内結子)を描いたスリラーだ。

2 Creepy (C)Yukari Yamaguchi
西島秀俊、黒沢清監督、竹内結子、香川照之 第66回ベルリン国際映画祭『クリーピー』会見

ムーア監督も会見が予定されていたが病気のため中止、登壇するはずだった上映ではビデオで挨拶した。肺炎で行けなくなったことを詫び、難民を生み出した責任の一端はアメリカにあるとして、難民を多く受け入れるドイツに礼を述べた。

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