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2016.06.02

アドビが米国経済におけるデフレの兆候を報告

インフレ率は常に変動しており、オンラインショッピングの急増に大きく左右される。しかしながら、従来の経済レポートでは、価格や数量の変動と実際の消費者行動をリアルタイムで把握できないため、小売業者の倒産やパソコン市場の軟調といった主要な市場の変化が及ぼす影響を迅速に測定することができない。

それに対して、アドビが毎月発行するDigital Price Index(DPI)は、オンラインによる購入価格と数量をリアルタイムで測定する。DPIは、シカゴ大学ブースビジネススクール経済学教授でオバマ米大統領経済諮問委員会の元委員長であるオースタン グールズビー(Austan Goolsbee)氏と、スタンフォード大学経済学部教授であるピート クレノー(Pete Klenow)氏の2名の経済学者の協力を得て開発された。

Digital Price Index

消費財価格に関するアドビの4月のレポートによれば、アドビが現在追跡しているカテゴリーのうちホテルを除いた全てにおいて前月比0.2~2.4%の物価下落となった。ホテル料金のみ、1.6%の上昇となった。テレビ、パソコン、航空運賃、家電製品、おもちゃ、家具類、寝具類、スポーツ用品の価格は、2015年3月~2016年3月に2.2~19.8%下落した。これに対し、米国労働省労働統計局が発表する消費者物価指数(CPI)では、同カテゴリーの製品価格が同期間で1.1~16.6%下落した。スポーツ用品については、2015年3月~2016年3月のDPIはCPIの3倍の下落率を示している(DPI 4.7%に対してCPR 1.3%)。航空運賃の下落(前月比0.9%、2015年4月~2016年4月で4.6%)は、燃料費の下落による利益が消費者に還元されていることを示している。

DPIは月次分析に、スポーツ用品、航空運賃、ホテルの3つのカテゴリーを新たに追加した。最新の分析結果は以下のとおり。

■スポーツ用品

4月のスポーツ用品の価格は前月比で7%の下落となった。2016年3月のDPIは前年比4.7%の価格下落、CPIは同1.3%の価格下落となり、DPIはCPIの3倍の下落率を示している。これは、先ごろ報告されたスポーツ用品小売業者の倒産に見られるように、デフレーションがいかに小売業に影響を及ぼすかを示唆している。DPIのスポーツ用品データは、約30万の製品に基づいて算出されている。スポーツ用品には、ボール、グローブ、ユニフォームなどの小型の製品やアクセサリーのほか、トレッドミルやウェイトリフティング用器材などの大型の製品も含まれる。

Digital Price Index

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■航空運賃

4月の航空運賃は前月比で0.9%の下落となった。2016年3月の航空運賃のDPIは前年比4.7%の価格下落、CPIは同1.4%の価格下落となり、DPIはCPIの3倍の下落率を示している。米国内の都市で最も大幅な下落となったのは、フェニックス、ダラス、マイアミ、ロサンゼルス。DPIの航空運賃データは、2015年3月~2016年4月の約37万件の飛行経路に基づいて算出されている。価格には関連諸費用も含まれている。

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