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2016.05.31

自民党が「自動車文化を考える議員連盟」を設立した理由

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 テレビのニュースで良く見る自民党本部に出掛けてきた。「自動車文化を考える議員連盟」なるものの設立総会が開かれるからである。設立趣意書には、次のように書かれている。

自民党に「自動車文化を考える議員連盟」が設立された理由

「我々は、歴史的・文化的に価値のある経年車(ノスタルジックカー・クラシックカー・ヴィンテージカー)の保存や地方誘客への活用の促進その他我が国の自動車文化の振興に寄与する方策を幅広く考えるため『自動車文化を考える議員連盟』を設立する」

自民党に「自動車文化を考える議員連盟」が設立された理由

 そのために最も重要なのは、古いクルマに余分に課せられている税金を安くすることだろう。私は本連載の、ちょうど1年前のコラムで、「日本の自動車メーカーは早急に”クラシックカー部門”の設立を」と提言した。その際に寄せられた読者の皆さんからの反応で一番多かったのが、「確かにその通りだが、併せて13年を過ぎたというだけで高くなる税制を改める必要がある。欧米では、そうなっている」という声だった。設立趣意書には、それは記されている。

「ノスタルジックカーを良好な状態で保有し続ける上で所有者の負担となっているのが、保管・メインテナンスやパーツの調達コストに加えて、古い自動車に課せられる自動車税などの課税である。例えば、自動車税におけるグリーン化特例に関しては、軽課について対象を重点化した上で軽減を強化する見直しが行われてきた。その反面、新車新規登録から13年を経過したガソリン車などについては、車体課税が重課されており、平成28年税制改正においてもこの措置が延長されることになった。

 たしかに、ノスタルジックカーは『経年車』であり、数値上の環境性能は良くないかもしれない。しかし、実際にはノスタルジックカーは移動・輸送の手段としてほとんど運転されることはなく、その意味で実質的に環境負荷は軽微である。 自動車登録からの経年数や型式による環境性能課税を機械的に貫いて、このような自動車にまで重税を課すことは、ノスタルジックカーの持つ文化的・歴史的価値を軽視するものである。古い物を大切にする心を持ちつつ、我が国の自動車産業の歴史に敬意を払うためにも、我が国の自動車文化を再考し、振興することが必要である」

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