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ホンダ『CLARITY FUEL CELL』に乗ってわかった燃料電池車の可能性と課題

2016.05.26

■『商品として魅力的か』★★★(★5つが満点)

 最近のホンダ車のデザインは、エクステリアが没個性的でも、インテリアで気を吐いている。ミニバンの『ステップワゴン』は他メーカーのミニバンと見分けがつかないけれど、インテリアは昔のホンダっぽく、モダンで個性的だ。ホンダはこうでなくっちゃというくらい、他のクルマと違う方を向いていて、あのインテリアデザインは頼もしい。

『クラリティ』もモダン志向なのだが、もっと尖っていてほしいと感じた。これでも足りない。燃料電池車は存在そのものがアバンギャルドなのだから、インテリアもエクステリアもそれを体現して欲しい。具体的にインテリアデザインで物足りないのは、まずメーター。まだ、デザイナーの意識のどこかにエンジン時代の丸いメーターの残滓があるようだ。次にシフトボタン。外側のケースはこんなに大きな必要はないし、もっと集約できるはずだ。

ホンダの燃料電池車『クラリティ フューエルセル』に乗ってわかった○と× ホンダの燃料電池車『クラリティ フューエルセル』に乗ってわかった○と×

ホンダの燃料電池車『クラリティ フューエルセル』に乗ってわかった○と× ホンダの燃料電池車『クラリティ フューエルセル』に乗ってわかった○と×

 一方で、カーナビのパネルがタッチやボイスで操作できるのはとても好ましい。併せて、ウインカーレバーを左右どちらかに倒すと同時に、画面がボディサイドを映すように自動的に切り替わるのは便利だし、安全に寄与する。米国仕様のホンダ車に多く採用されているというのだけれども、良いものは早く日本国内仕様にも採用するべきだろう。

「ホンダは1980年代後半から燃料電池車の研究と開発を行なってきました。携帯電話に喩えると、1998年に完成したオデッセイベースの実験車『VO』が大きな箱を肩から掛けていたものだとすれば、このクラリティはガラケーぐらいまでに進化させることができたと自負しています」(本田技術研究所主任研究員・藤本二朗氏)

 ホンダ開発陣の狙い通りに『クラリティ』が仕上がっていると、僕も思う。では、なぜ、今回、★を5つではなく3つしかつけなかったのかというと、まず、まだこの『クラリティ』が個人では購入できないということ。地方自治体や企業などへのリースに限られている。個人に販売されているトヨタ『ミライ』とは対照的だ。

◎関連記事『トヨタの燃料電池車『MIRAI』に乗って感じたこと

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