人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2016.05.22

【男の腕時計】予算10万円で選ぶなら“電波時計”が狙い目

■連載/男の腕時計

【男の腕時計】予算10万円で選ぶなら“電波時計”を狙え!

 スマートフォンが生まれ、腕時計がアクセサリーになっても「正確な時間を表示する」ことが腕時計の存在意義であることには変わりはない。

 現代の高精度技術をリードするのは、電波を使って時刻修正を行う「電波時計」。国内3社がリーディングカンパニーであり、ライバルとして鎬を削っている。

■実用機構としてこれ以上のものはない。

 どれだけ高価な機械式時計であっても、一日に数秒の誤差は生じてしまう。そこで考案されたのがクオーツ式ムーブメント。物質に電気を流すと一定の周波数で振動するというピエゾ効果を利用し、入手しやすく加工しやすい水晶(クオーツ)を使って振動子を作り、32768回振動した時点を1秒と算出してモーターを回転させている。しかし水晶は温度変化に弱くて極稀に誤差を生じさせ、一年で5秒程度ズレてしまうのだ。

 もちろんこれでも十分正確なのだが、全てにきっちりしていたい日本人は、さらなる高精度を目指す。それが電波時計だった。

 電波時計というのは腕時計だけの機能ではない。電車も工場もテレビもネットも、現代社会は完璧に管理された標準時刻を基準に動いている。個々の時計で勝手に動いてしまえば、電車のダイヤは乱れ、事故が多発してしまうだろう。

 この基準時刻を作る機関は世界中にあり、日本の場合は「情報通信研究機構」が担当。セシウム133原子が、91億9263万1770回振動した時点を1秒と算出する「原子時計」を使って正確な基準時間を管理している(誤差は10万年に1秒)。情報通信研究機構はこの時刻情報を標準電波に乗せて発信しており、それを放送局や駅、病院などがキャッチして時刻を管理し、社会システムを円滑に進めているのだ。

 電波時計機能を搭載した腕時計に、この標準電波をキャッチする仕組みが内蔵されている。この機構を開発したのはドイツのユンハンス社だが、現代のような多局受信型にしたのはシチズンで、1993年に腕時計に搭載して発売している。

 現在、腕時計でキャッチ可能な周波数の標準電波を発信している基地局は、日本の福島と九州、イギリス、ドイツ、アメリカ、中国の6か所にあり、時計のグレードによって対応する基地数が変わってくる。ちなみにそれぞれに基地局は、半径1000~3000kmまで電波を飛ばすので、北半球の先進主要都市はほとんどカバーしている。

 電波の受信は電波環境の良い夜に行われるので、電波を受けやすい窓際に時計を置くだけで準備は完了。それだけで時計が電波をキャッチし、毎日正確な時刻に調整してくれるのだ。

 完璧な精度を誇る電波時計をつけるということは、“時間に正確である”というアピールでもある。それゆえ誠実さを演出したビジネスマンに使ってほしい。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年11月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「ゴルゴ13」のオリジナル万年筆!大特集は「2018年ベストヒットランキング」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ