
ダイソンの扇風機が“不思議なリング”を身にまとい登場した時は、驚いた。あの不思議なリングが今度は小っちゃくなってヘアードライヤーになったという。ダイソンらしい、ユニークなドライヤーを試してみた。
■モーターを胴体に設置、今までにないコンパクトなドライヤー
ダイソンがファンの見えない扇風機を作れたのは、“不思議なリング”=エアマルチプライアーがあったから。その技術を応用した『Dyson Supersonic ヘアードライヤー』を試すチャンスがあり、実際に使ってみた。
まずは、ダイソンの魅力である製品パッケージ。これが実に、美しい。開ける前からワクワクさせるのは、家電製品では特筆モノだ。
パッケージを開けると、本体、付属品が美しく配置されている。プラモデルを作るような楽しさがある。もちろん、収納も簡単だ。
本体部分を手にしてみる。感じはハンマーのよう。でも、重量が618gなのと、ヘッドにモーターがなくバランスが良いので、とても軽く感じる。
そのモーターだが、ダイソン史上最小・最軽量のデジタルモーターを使っている。他のヘアードライヤー用のモーターより最大で8倍速く回転し、それでいて重量は約半分とのこと。消費電力は1200Wだ。
空気の吸い込みはハンドル(グリップ)の下から行う。そこがメッシュ状になっており、カバーを外せば網目状のフィルターが出てくる。目詰まりしてもすぐに掃除できるのは、好印象だ。
さて、電源プラグをコンセントに差し込んで動かしてみる。電源オン/オフは、ハンドルにあるスライド式のスイッチで。質感の高いスイッチにダイソンらしさを感じる。