人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2016.05.15

【PC Audio Lab】『ヘッドフォン祭2016春』で見つけたヘッドフォンアンプ傑作選

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

「ヘッドフォン祭2016春」で見つけた気になるヘッドフォンアンプベスト5

■Introduction

4月の終わりに2日間にわたって開催された「ヘッドフォン祭2016春」は、今回も新製品発表会や海外メーカーのエンジニアやCEOが登場しての講演会などが盛り沢山で、肝心のヘッドフォンを試聴する時間がなかなとれなかった。本連載ではヘッドフォンアンプについて触れたい。主役のヘッドフォンに隠れてヘッドフォンアンプの存在はなかなかクローズアップされないが、ヘッドフォンの実力を引き出せるか否かはアンプが決めている。

特にハイエンドの場合は音の支配力が強く、同じヘッドフォンを接続してもメーカーによって全く違う音がするため、もはやこれはヘッドフォンの音ではなくアンプの音と思えてくる。私の好きなメーカーはOJI Specialマス工房だが、そこにRE・LEAFが加わりそうである。これは別途製品を借用して試聴してみたい。とにかくDAC内蔵で非常にコンパクト、そして凝りに凝ったデザインと衝撃的な価格といろいろインパクトの強いヘッドフォンアンプなのだ。

■Report

◎国産ハイエンドヘッドフォンアンプ『E-1』228万円の音はやっぱり格別だった!

私が以前から聴きたかったヘッドフォンアンプが『E-1』である。元SONY開発部門の中山邦男氏が設計するUSB/DAC内蔵ヘッドフォンアンプで、作っているのはRE・LEAFという、この製品を作るために生まれたオーディオメーカーである。価格はDAC内蔵タイプが190万円、『iPad』とヘッドフォンアンプとヘッドフォン、そしてワイングラスが置けるスタンド『EiT-1』が38万円、セットで228万円となる。

『E-1』は2014年に発売され、15年モデルにも音に変化があったと言われているが、今年のモデル『E1 2016 model』はDSD11.2MHzに対応、ボリュームのノブが金属から木製に変わったことで外見からも違いが分かるようになった。「Current Drive(帰還型電流駆動)」を使った増幅回路を採用することで、接続したヘッドフォンに最適な電流が流れるため、ゲイン切り替えの必要がないという。出力はノイトリックのコンビネーション端子を使い、XLRのバランスとアンバラのステレオ標準プラグが接続できる。DACレスの『Ea1』170万円もある。

「ヘッドフォン祭2016春」で見つけた気になるヘッドフォンアンプベスト5

ZENNHEISER『HD800』のバランス接続で試聴した。その音は精緻にして高密度でしなやかだ。そしてこの曲線的なフォルムから想像した音よりも時として冷徹である。コンシューマー用で音楽を楽しむために設計されたモデルなのだが、その正確な再現性ゆえに演奏をありのままに厳しく描くことがある。音色は無色透明で純度の高いミネラルウォーターのようだ。この小さなボディのどこにそんなパワーが秘められているかと思うほどドライブ能力が高い。

私は最初、DACレスのモデルにハイエンドDACを組み合わせた方がいい音がするのではと思っていたが、DAC内蔵こそ、このヘッドフォンアンプの本質であることを悟った。NASかPCとケーブル1本で接続するだけで、ヘッドフォンの持つ究極の音を引き出す。しかも、このサイズで、それが『E-1』に課せられた使命なのだ。

何の迷いもなく、複雑なシステムを構築することなく、デスクトップや寝室に『E-1』と上質なヘッドフォンさえ用意すれば、好みの音楽を最高の音で楽しめる。そのサイズとデザインはどんな部屋にも違和感なく置けるように吟味されている。これはオーディオマニアが夢見るハイエンドではなく、音楽好きのためのヘッドフォンアンプだった。

「ヘッドフォン祭2016春」で見つけた気になるヘッドフォンアンプベスト5

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年10月16日(火) 発売

DIME最新号の大特集は「秋の新製品ベストバイ」特別付録は1/7スケールのロボット掃除機「ルンバ」メジャー!?

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ