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完成度は高いが“らしさ”が物足りないスズキ『バレーノ』

2016.04.14

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 新しくスズキから発売された『バレーノ』はインド製である。日産『マーチ』や三菱『ミラージュ』、以前のホンダ『フィット アリア』などはタイ製。ずっと昔に、アメリカやカナダで造られたトヨタやホンダのクルマが日本に輸入され、販売されていたこともあった。

完成度は高いが“らしさ”が物足りないスズキ『バレーノ』

 少し前まで日本で事業を展開していたフォードの『エコスポーツ』もインド製だったが、日本の自動車メーカーがインドで製造したクルマを日本に輸入して販売するのは初めてのことだ。かつての『スプラッシュ』、現在は『エスクード』と『エスクロス』をハンガリーで製造して輸入しているように、スズキは海外工場で製造したクルマを輸入することに積極的だ。

 スズキがインドで造ったクルマを日本に輸入するのはむしろ遅いくらいだったと僕は考えている。なぜならば、スズキとインドのマルチ社との合弁会社「マルチ・スズキ・インディア」社の2015年のインド国内での乗用車のシェアが46.5%もあるからだ。スズキがインドで製造販売しているのは日本でも造られている『スイフト』や『ワゴンR』、『ワゴンRスティングレイ』などにとどまらず、なんと全部で15モデルにも上っているのである。

 現在、マルチ・スズキ・インディア社では首都ニューデリー近郊のグルガオン工場とマネサール工場で生産を行なっており、2015年のスズキの世界全体での生産303万台の中の46.6%を占める141万台を生産し、インドでの国内販売も128万9000台と過去最高を記録した。インドで造られたクルマはヨーロッパをはじめ、中東、アフリカ、中南米などに輸出されている。

 さらに、スズキはインド市場の拡大に合わせ、インド西部のグジャラート州に「スズキ・モーター・グジャラート社」を設立し、新工場を建設して2017年からの生産開始を目指している。つまり、スズキはインドに於ける圧倒的なトップメーカーなのである。『バレーノ』は、同社の『スイフト』のプラットフォームを刷新し、ロングホイールベース化した5ドアハッチバック。パワートレインは、1.0L直噴ターボ+6ATと1.2L自然吸気+CVTの2種類。1.0L直噴ターボ+6ATを搭載する「XT」が161万7840円、1.2L自然吸気+CVT版の「XG」が141万4800円。

完成度は高いが“らしさ”が物足りないスズキ『バレーノ』

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