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会議で“ボツ企画”も出したほうがいい3つの理由

2016.04.06

■連載/高橋晋平のビジネスのヒントは「ボツネタ」にあり!

【ボツネタ企画塾】会社でボツ企画も出したほうが良い3つの理由

本連載は今回で10回目を迎えました。毎回、過去に考えたロクでもないボツネタを紹介しつつ、ボツネタをいい企画に化かす方法をお話ししてきましたが、そもそも、仕事においてボツになるような企画は提案しないほうが良いのでは、と思っている方もまだ多いと思います。

確かに、外部のクライアントに対する最終プレゼンなどでは、精度の高い提案をする必要があるでしょう。しかしその前段階では、一度社内で上司やチームメンバーに対して内容をプレゼンするはずです。いわばそれは事前相談であり、ダメな提案をしても問題ないわけです。

ダメな企画を出せば怒る上司もいるでしょう。もしかしたら「こいつは企画の能力がない」と、低く評価されてしまう恐れもあります。正直怖いです。それでも、僕はボツ企画を提案するということは、最終的に良い企画をつくり上げるためにとても大切なことであると断言します。その理由を3つ、お話したいと思います。

1.事業を失敗するより、企画をボツにされて学ぶべし

ビジネスは、成功して育つ事もあれば、失敗して赤字を残し、終わってしまうこともあります。当たり前ですが赤字を出してはいけません。しかし現実にはそうそう全部うまく行くこともありません。

失敗する理由は外的要因も含めていろいろありますが、主には自分自身の「浅さ」であると思って間違いないでしょう。いろいろなことを軽く考えて見落としてしまったり、問題があると気づいていながら突っ走るしかしかなくなってしまったり、いろいろな人とのコミュニケーションを不足させてミスが生じたり。結局は自分の至らなさでプロジェクトは失敗し、赤字になります。

そうならないために、本気でしっかりと考えた企画をボツにされるという経験をすればするほど、ローコストで自分の企画の精度を高めることができます。

経験のある上司に論破され、企画をボツにされると悔しいです。そうなった時は絶対にそのまま流さずに、なぜダメなのかをとことん聞いて下さい。さらに自分自身で、これをもし立ち上げていたらどうなっていたかを、机上でもシミュレーションしてみてください。自分がもし身銭を切ってその事業をやっていたら儲かっていたか、破産していたか・・?など、深く考えて下さい。とてもいろいろなことがわかります。そのためにボツ企画を人にぶつけることは大切なのです。なんとなく言い訳できそうな企画ばかり出している場合ではありません。そんなことをしていたらあなたの企画力は衰退します。

2.面白い企画を出し続けるために、ボツは避けて通れない

企画がボツになることを繰り返して、多くを学んでいくと、次に陥りやすいのは、人と似たようなことしか思いつかなくなることです。極端な話、全員が同じ成功事例を礼賛し、失敗事例を避けて行くと、結果全員が同じような「ボツらない」優等生的な企画を出すようになるかもしれません。他社の売れているものを全員で後追いすることも増えたりします。

強い企画チームとは、全員が自分色のついた企画を出せるチームです。複数人が同じ提案を同時にしても意味がありません。売れる企画の作り方を覚えた状態でも、あえてボツになりそうな企画も出し続けられる力こそが、本当の企画人になるために必要な能力です。ボツになってばかりの数年を経て基本的なことを学んだ先に、その他大勢と似た企画人になるか、自分がやりたい企画で成功できる企画人になるかは、基本がわかってもなおボツネタを思いつき、それを口に出せるかどうかにかかっています。基本を知った上でボツネタも発想できると、ボツネタの中のダメな部分をそぎ落とし、良い部分だけをアレンジすることで面白い企画を作るというスキルが身につくのです。そうやって作った企画が、自分色を持った良い企画になることがよくあります。

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