人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

【石野純也レビュー】使ってわかった『iPhone SE』の◯と×

2016.03.31

■インパクトのある価格で、MVNOでの利用も進みそう

 とは言え、総合的に見たとき、iPhone SEの完成度はやはり高い。コンパクトなサイズのiPhoneがほしい人にとっては、最良の選択肢と言えるだろう。ただ、それ以上にインパクトがあったのは、価格設定だ。

 iPhone SEは、16GB版と64GBの2種類があり、前者は本体価格が5万2800円、後者が6万4800円となる。キャリアは、フィーチャーフォンからの乗り換えに割引を多く積んでおり、16GB版であれば実質価格は0円に限りなく近くなるため、非常に買いやすい。

アップルのサイトやストアで購入できるSIMフリー版も、5万2800円からと手を出しやすい
アップルのサイトやストアで購入できるSIMフリー版も、5万2800円からと手を出しやすい

 あくまで16GB版の価格だが、こうした割引が出ないSIMフリースマートフォンとして見たときにも、5万円台前半というのは魅力的だ。現状、MVNOで利用することを想定したAndroidのSIMフリースマートフォンは、3万円前後が売れ筋になっている。こうしたスマートフォンと比べるとさすがに高く見えるが、iPhoneのブランド力やiPhone SEの機能を考えると、納得できる価格設定と言える。初期費用として少しお金を積んでも、やはりiPhoneがいいという人には、有力な選択肢になるだろう。

 MVNOではないが、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは、MNPに対して2万円のキャッシュバックを行っている。これをiPhoneの購入費用に充てたと仮定すると、16GB版での実質価格は3万2800円。売れ筋のSIMフリースマートフォンと、あまり変わらない価格になり、気軽に購入できそうだ。店頭でSIMカードと一緒に買えず、キャッシュバックも購入後からになってしまう点には注意が必要だが、安価なランニングコストでiPhoneを使いたいという人にとって、魅力的な選択肢であることも事実だ。

ワイモバイルは端末を購入しないMNPにも、キャッシュバックを出している。
ワイモバイルは端末を購入しないMNPにも、キャッシュバックを出している。こうした施策を使えば、さらに買いやすくなるはずだ

 SIMフリーで使いたいが、iPhone 6sやiPhone 6s Plusだと高すぎて手が出せない。そんな悩みを持っていた人が、5万円台で、ほぼ最新の機能を網羅したiPhoneを買えるというわけだ。ここまでスペックが高ければ、大手キャリアで買い、ある程度割賦の代金を支払ってから、SIMロックを解除してMVNOに乗り換えることも可能。その意味で、iPhone SEは、買い方の選択肢が広がりそうな1台と言えるかもしれない。

【石野's ジャッジメント】
UI         ★★★★★
レスポンス     ★★★★★
バッテリーもち   ★★★★
連携&ネットワーク ★★★
アプリの数     ★★★★★
文字の打ちやすさ  ★★★★
質感        ★★★★★
撮影性能      ★★★★★
*採点は各項目5点満点で判定

取材・文/石野純也

慶應義塾大学卒業後、新卒で出版社の宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で執筆、コメントなどを行う。ケータイ業界が主な取材テーマ。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

■連載/石野純也のガチレビュー

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年11月15日 発売

DIME最新号の特別付録は「スタンド一体型簡易スマホジンバル」!今年から5年先のトレンドまで丸わかり!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。