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【フィンテック入門】テクノロジーが金融の「便利」を身近なものにする

2016.04.03

■連載/山崎俊輔のフィンテック入門

フィンテックは私たちとお金の関係を変えてくれる?

第1回はフィンテックと私たちのお金との関係について考えてみます。

■流行言葉のフィンテックって何?

 今年の流行言葉のひとつが「フィンテック」です。これはファイナンスとテクノロジーの合体した造語で、ITと金融サービスが融合することで、さらに便利なサービスが誕生したり、既存のサービスが改善されていくような動きを意味しています。

 会計ソフトがクラウド対応したり、家計簿アプリがレシートをカメラ撮影すれば自動認識・自動入力されるようなものはフィンテックの分かりやすい成果です。資産運用の判断基準に高度なプログラムを活用したロボアドバイザーを組み入れるようなトレンドもまたフィンテックのひとつです。

 海外では、銀行口座を誰もが持てないことと、国際送金のニーズがあることなどから、銀行を介さない資金移動などを行うこともフィンテックの効果としてあげられます。日本においてもフィンテック関連企業が次々と誕生しており、銀行との提携を発表したりベンチャー市場からの億円単位の資金調達に成功したことなどがニュースになり始めています。

フィンテックは私たちとお金の関係を変えてくれる?

■金融はもともと私たちの「便利」のためにあるしくみ

 もともと、金融というのは私たちの生活を便利にしてくれるしくみです。会社がお金を借りるのは何も銀行に頭を下げるためではありません。新製品を開発・製造・販売するとき、銀行の融資や社債の発行によって資金調達のスピードを速めることができます。

 結果として世の中にも素晴らしい商品が早く出回ることになります。Googleの便利なサービスもAppleの革新的な製品も、誰かに投資されなければ存在しなかったでしょう。

 個人にとっても、金融が介在することで世界を広げることができます。現金を全額貯めなければ家を買えないとすればほとんどの日本人は家を持てないでしょうが、住宅ローンのしくみがあるおかげで、我々は賃貸の家賃と同水準の返済をしつつ定年の頃には家を持つことができるわけです。

 しかし、規模が大きくなりすぎた金融機関はふんぞり返って偉そうにする時代になりました。本当は金融は私たちや世の中を支える縁の下の力持ちであるべきです。フィンテックは、もしかすると「私たちとお金」の関係を見直すよいきっかけになるのかもしれません。

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