人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「私はキミのことを思って厳しく言ってるんだ」と叱る上司の本音

2016.03.29

■連載/あるあるビジネス処方箋

「私はキミのことを思って厳しく言っているんだ」

 4年ほど前、取材先の企業を訪れた時、30歳前後の部下にこう言い放ち、叱っていた部長がいた。10メートルほど離れたところにも聞こえるほどの大きな声だった。実は、私も会社員の頃、上司に何度かそう言われたことがある。部下の側からすると、この言葉を信用し、自分に問題があったと考え込む。しかし、はたしてそうなのだろうか。今回は「俺はおまえのことを思い、厳しく言っている」と言い、部下を叱る上司の本音について考えたい。私の会社員時代の経験や取材で知り得たものを参考にしていただければと思う。

■日頃の不満をぶちまけているだけ

 本音は、「指導」というより、感情に任せて「不満をぶちまけている」のが実態に近い。それをカモフラ—ジュするために、「キミのことを思って」という言葉を使うのだ。部下のことを真剣に考えているのならば、ミスをきちんと認めさせて、繰り返さないように丁寧に教え込むべきである。それが大きなミスならば、時に厳しく言うことも必要かもしれない。しかし、実際にはそのような機会は少ない。それでも「私はキミのことを思って厳しく言っている」と言いながら、厳しく叱る。この場合、日頃からその部下に対して抱いている何かしらの不満を解消しようとしている様子が想像できる。

■自分の言動を「指導」だと正当化したいだけ

「私はキミのことを思って厳しく言っている」と激しく部下を叱責する上司は、自分がパワハラやいじめをしていることを心得ている。だからこそ、他の社員、労働組合などから、反感を買われたり、パワハラだと指摘されないように、「キミのことを思って」といった言葉を持ち出すのだ。わざわざ、このような言葉を口にするのは、しかも、皆に聞こえるように言うのは、自分の厳しい「指導」を正当化するためのもの。心のどこかで後ろめたい思いがあるからこういう言動が生まれるのだ。

【仕事の処方箋】「私はキミのことを思って厳しく言ってるんだ」と叱る上司の本音

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年10月16日(水) 発売

DIME最新号の特別付録は「カラビナ付きマルチツール」!激動のエアライン、超便利な出張ギアを大特集!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。