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2016.03.27

女性の「幸福度」を上げる3つの要素とは

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

人がどうしたら幸せに生きられるのか。幸福に関する研究が始まったのは「ポジティブ心理学」という学問が確立した21世紀以降で、研究は緒に就いたばかり。日々の人生を豊かに、よりよく生きるにはどうしたらいいかをテーマとした研究に従事している予防医学研究者の石川善樹さんとポーラが、幸福度について共同研究を行ない、その結果が公開された。

幸せになりたい!と思うなら「笑顔」「スキンシップ」「会話」「おしゃれ」を実践しよう

研究では40歳以上の一般有職女性・300名と、40歳以上のポーラで働くビューティーディレクター(以下BD)・381名を対象に幸福度の調査を行った。石川さんがBDに興味を持ったのはテレビでやっていたポーラレディ(現BD)たちの特集を偶然見たことだったという。80歳、90歳になっても元気そうで幸せそうな姿に、いつか調査してみたいと思っていたそうだ。以下、石川さんの「女性のハッピーに影響を与える行動に関する研究」の一部を紹介しよう。

◆幸せな人は仕事で成功しやすく長生きしやすい

ポジティブ心理学で最初の大きな成果のひとつが、人は成功するから幸せになるのか、幸せだから成功するのかが判明したこと。幸福に関する研究の第一人者であるソーニャ・リュボミルスキーさんが調査した結果、「幸せだから成功しやすい」とわかった。これまで行なわれたいろいろな研究を統合して分析したところ、幸せな人は仕事や家庭で成功しやすいだけでなく、長生きしていることも判明した。

リュボミルフスキーさんの研究では、幸せの要因は、収入や職業、考え方や行動、遺伝の3つに分かれる。収入や職業、学歴といった社会経済状況の高さは10%となっており、幸福度に必ずしも結びつかない。意外なことに遺伝は50%を占めており、ご機嫌な人は家族もご機嫌な人が多く、不機嫌も同様だ。40%は考え方や行動で変えられる。とはいえ、研究が始まったばかりなので、どういう行動を取れば幸せに結びつくのかまではしっかりとわかっていないのが現状。

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心理学の歴史として最初に幸福度を上げる行動として注目されたのが笑うということ。最初に発見したのはハーバード大学の心理学者で、心理学の父と言われるウイリアム・ジェームズさん。彼の有名な言葉に「私たちは幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ」というものがある。行動が先に来て、その後に感情が動くということで「人は悲しいから泣くんじゃない、泣くから悲しいんだ」というのもある。笑うことが幸せを作ると100年以上前にわかっていたが、人の笑顔は自然の笑顔と作り笑いがある。発見者の名前を取った「デュシーヌ スマイル」は自然な笑顔のことで目元にしわがよる笑い方。作り笑いは口角だけが上がる。目が笑っていないという表現があるが、目元にシワがよっているかどうかで本物か作りものか見分けることができる。

1952年にアメリカのメジャーリーグで新しく入った選手の入団写真の顔が、自然な笑いか、作り笑いか、無表情かを比較した研究がある。その結果、笑顔なしは一番寿命が短く72.9歳、自然の笑顔の人が一番長く79.9歳。7年の違いは予防学の観点からは恐るべきことで、たばこを吸うか吸わないかで3~5年違うと言われているが、笑うだけで7年も寿命が違うのは大きな驚きだった。さらに驚いたのは作り笑いが74.9歳と、作り笑いでも2年も寿命が延びるということで、結論は長生きしたければ笑うものだと。

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