
連載/石黒謙吾のLOVEビール
~語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話~
ビールが好き、もっと知りたい&楽しみたい。でも、マニア向けのものは結構、とは言っても当たり前の話は知ってる。そんな、粋でイケてるビールファンに贈る、なんでもありの読み物です。語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話をお楽しみください。
僕はほとんど花見に行かない。きれいな桜も宴の盛り上がりを肌で感じるのも好きだけど、夜桜などで小寒い中、缶からそのまま、アルコール感の飛んだごくフツーの国産発泡酒を飲むのであれば、リビングで華やぐ音楽に浸りつつ、花を愛でる気分になりきってお酒を愉しむ「エア花見」のほうがいいじゃないかと。
「エア花見」のパターンはいろいろ。ひとり静かに、カップルで、家族だんらん、ホームパーティなど家系(ラーメンかよ)でも、ビアバーなど店系でも。
■サンクトガーレン さくら[春限定]
(サンクトガーレン 度数5% 330ml)
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あ、発泡酒が悪いってことじゃなくトータルの状況がという意味で。なんといっても、常飲しているのは『麦とホップ』ってほどなので。あれはおいしい。最近、プチリニューアルしたけど、その前のほうが好みではあったが。それから、日本で取り決められている<発泡酒>という区分、味やクオリティと直結しないちょっとへんなところがあって、と、そこらあたり書きたいこと山積みなので、小出しにしつつ追々まとまった文章量で。
話を戻して花見。みんなで集まってわいわい「飲めればいいね、楽しいじゃん!」という状況下。もちろん僕の場合は、お酒=ビールということになるわけだけど、銘柄をあれがいいこれがいいなどとこだわりを醸し出すのは無粋でしょう。郷に入れば郷に従えで、こういう時は「なんでもいいよー!」と割り切る。誰かがコンビニで適当に買い込んできたビールを手当たり次第にがんがん吸い込む、そんな飲みが似合っているから。
■ヒューガルデン ロゼ
(ベルギー 度数3% 250ml)
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