
鏡を見るたびに減っていく髪、頭に集まる人の視線、薄毛の遺伝子……。こんな現実に直面するとつい発毛・育毛を諦めてしまうものだ。だが生える技術が進化を遂げる今、希望を捨ててはいけない。抜け毛が気になっている人は、正しい知識を身につけて薄毛対策を始めよう。
【薄毛にまつわるウソ・ホント】
薄毛に悩む男性は多く、いまだ特効薬がないことから、根拠不明の都市伝説が氾濫している。その真偽を検証してみた。
【俗説1】抜け毛は汗を多くかく夏に注意………×
汗や紫外線など夏に受けた髪へのダメージが抜け毛として表われるのが秋から冬。ケアを怠ると薄毛が進行するので要注意。
【俗説2】額が狭い人は薄毛にならない………×
額が広いと薄毛な印象を与えるだけで、薄毛と額の広さには全く関連性がない。額が狭いからといって油断は禁物だ。
【俗説3】白髪の多い人は薄毛体質ではない………×
薄毛と白髪は原因が異なるので、原因が重なると同時に起こることも。ストレスや睡眠不足は両方ともに促進させる可能性が。
【俗説4】頭皮が動く人は薄毛に強い………△
硬い頭皮は血行が悪く髪に栄養が届きにくいので適度な頭皮マッサージは大事。頭皮が動く=薄毛にならないわけではない。
【俗説5】洗髪後は髪を傷めるのでドライヤーを使わず自然乾燥………×
湿った髪は表面を保護するキューティクルが剥がれやすく、そのまま眠ると髪と髪が絡んだり枕に擦れて抜け毛の原因に。
【俗説6】髪の毛が細いと薄毛になる………△
生まれつき細い髪は薄毛と無関係だが、抜けかわった髪が以前の髪より細くなったら危険信号。太くするケアは必須だ。
【俗説7】薄毛は遺伝なので諦める………×
遺伝的要素は大きいが薄毛対策で回避した例は多い。規則正しい生活で髪への悪影響を軽減して育毛剤などを試してみよう。
【俗説8】1日に何度か洗髪して汚れを落とす………×
髪を清潔に保つことは抜け毛対策では重要。ただ髪の洗いすぎは、必要な皮脂も流してしまうため乾燥しフケが多くなる。