■ダークシスター(ベルギー 度数6.6% 330ml)
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もう1本は「ダークシスター」。かなり濃い褐色の、「ブラックIPA」。もし海だとして、ダイビングで潜ったら視界ゼロ!という、まさにダークの極み。濃い色のビールは、温度ぬるめで、ゆっくりゆっくりいきたいね。全体はうっすらフルーティな味わいだけど、変わってるなと思ったのは、IPAなのに、舌先にぴりっと来る、ドライというのとは違うのだが、シャープさが。微妙な酸味も加わって、オーケストラ的な広がりが。
ところで「ブラッセルズ ビア・プロジェクト」の輸入元は前記の「ブラッセルズ」。
ここの神楽坂店は、20年以上前、僕が初めてしっかりとベルギービールに出逢い、当初すべてを教えてもらった、僕にとってベルビー(勝手にこう略している)原点の恩人!?
そして当時の店長、西条さんが独立して開いたのが、やはり神楽坂の「Bitter」というベルギービールのバー。
と、ここらの話しはいろいろあるのでまたあらためて。
★今日のビール川柳★
パンよりも パンのビールだ 現代も
文・写真/石黒謙吾(いしぐろ・けんご)
著述家・編集者・分類王。日本ビアジャーナリスト協会・副会長、日本ベルギービールプロフェッショナル協会・理事。映画化されたベストセラー『盲導犬クイールの一生』はじめ、『2択思考』『図解でユカイ』『ダジャレヌーヴォー』『エア新書』『分類脳で地アタマが良くなる』『ベルギービール大全』など幅広いジャンルで著書多数。プロデュース・編集した書籍も、ベストセラー『ジワジワ来る○○』(片岡K)、『ナガオカケンメイの考え』、『負け美女』(犬山紙子)、『読む餃子』(パラダイス山元)など200冊以上。twitter: @ishiguro_kengo、facebook:石黒謙吾、blog:イシブログケンゴ