人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2016.02.22

珠の美しさ、配色の妙を味わえる『ひいらぎ』の片手お念珠

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

 年齢を重ねるにつれ葬儀や法事に出席する機会が多くなり、不謹慎だがフォーマルの中でもヘビーユーズとなるのが喪服や念珠だ。アクセサリーと違い念珠は厳密にルールが決まったもので、選択肢などないものだとばかり思っていたが、昨秋に行われた展示会「ACTIVE CREATORS」で見つけた、「ひいらぎ」の美しい念珠には目を奪われた。下町情緒が残る町として有名な「谷根千」の千駄木に店舗をオープンしたばかりの「ひいらぎ」を訪ね、代表の市原ゆきさんにお話をうかがった。

珠の美しさ、配色の妙を味わえる「ひいらぎ」の片手お念珠の魅力

◆略式の片手念珠には配色や珠の種類などのタブーは存在しなかった

 ジュエリー関係の仕事に携わっていた市原さんが、それまで無縁の世界だった念珠に関わるようになったのは、自身の経験がきっかけだったという。

「出身の名古屋では『二輪念珠』という二重に巻くお念珠が一般的。祖母から譲り受けたものも二輪でそれが当たり前だと思っていました。ところが東京で葬儀に出たらみなさんが一輪の片手念珠を持っており、片手念珠に比べると二輪は大げさで持ちづらいと感じました。とはいえ、片手念珠を買いに行くと色味にほとんど選択肢がなくて疑問に思ったんです。

 当時ジュエリーのデザインをしており、宝石研磨の職人に聞いてみたところ、念珠の研磨や穴あけ工場はジュエリーと一緒だから自分で作ればいいのでは?ということに。私は熱心な仏教徒でもないし、宗教関連の家に生まれたわけではないので無理だと思いましたが、いろいろ話を聞くと、本式の二輪念珠と違い、略式の片手念珠は厳密なしきたりやルールがないということがわかったんです。お念珠を扱っている業者さんにも協力していただくことができ、基本の10種を作ることになりました」

珠の美しさ、配色の妙を味わえる「ひいらぎ」の片手お念珠の魅力

「基本の10種」は女性用7種類、男性用3種類。水晶に古代紫の房を合わせた「御簾」(1万7000円税別・以下同)、星月菩提樹と藤雲石を組み合わせた珠に菫色の房を合わせた「二藍」(1万5000円)など、比較的定番の配色がある一方で、レッドアベンチュリンというオレンジ色の珠に美しい空色の房を合わせた「曙」(1万7000円)、アメジストの一種である藤雲石と反対色のからし色の房を合わせた「虹」(2万円)といった珍しいパターンの配色もある。

珠の美しさ、配色の妙を味わえる「ひいらぎ」の片手お念珠の魅力

「縞黒檀を女性用で素挽きの削り出しをしてもらったのはうちが初めて。みなさん珍しいと手に取って下さり、ラインアップでも縞黒檀と淡いピンクの房を合わせた『紅梅』(1万5000円)は一番人気です。お葬式は黒、グレー、紫が当然と思われているところもありますが、そうした思い込みや固定観念に縛られず、片手念珠は扱いやすいとみなさんにも知っていただきたいと思っています」

 しかし親族の中で風習を重んじる人がいる、法事で使うには不安があるという場合は、定番の「御簾」「二藍」や、青磁色の房に同系色の珠を組み合わせた、比較的淡めのトーンの「浮葉」(1万5000円)などがおすすめ。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年11月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「ゴルゴ13」のオリジナル万年筆!大特集は「2018年ベストヒットランキング」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ