
■連載/鳥海高太朗のTRAVEL HACKS!
いよいよ3月26日に開業が迫った北海道新幹線。現在の東北新幹線は新青森駅までとなっているが、初めて新幹線が津軽海峡を越えて北海道へ。新函館北斗駅まで延伸する。東京~新函館北斗駅間の「はやぶさ」は1日10往復、最短4時間2分で結ぶ。開業まで2ヶ月を切ったが、1月28日に報道関係者向けに新函館北斗駅~木古内駅までの35.5キロの区間で体験試乗会が行なわれたので、乗車レポートと注目点についてレポートする。
■今までの「はやぶさ」との違いは?
東京~新函館北斗間の東北・北海道新幹線は、JR東日本所有「E5系」とJR北海道所有の「H5系」のいずれかが使用される。E5系は現在、東北新幹線の「はやぶさ」をはじめ、一部の「やまびこ」などでも使用されている車両で2011年3月から使われている緑色のデザインの車両である。
今回、新函館北斗駅でお披露目されたのはJR北海道のH5系で、見た目はE5系と変わらないが、よく見ると中央の帯にはライラック、ルピナス、ラベンダーをイメージした紫色(彩香パープル)のラインが入っているので、すぐにどちらの車両であるかはわかる。早速、試乗会に乗るべく普通車の車内に乗り込む。