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2016.01.30

【ウエアラブルEXPO】倉庫の作業がハンズフリーになるメガネ!?歩くと発電するインソール!?

【ウエアラブルEXPO】脳のセンサーをなくすTシャツ、ハンズフリー倉庫とは!? “ウェアラブル”はここまで進化した!

 グーグルグラスやVR(バーチャルリアリティ)など、着たり、装着するデジタルアイテムが今や百花繚乱。そこで、東京ビッグサイトで開催された「第2回 ウェアラブル EXPO」に潜入。本物のウェアラブル機器を先取り取材してきた!

【ウエアラブルEXPO】脳のセンサーをなくすTシャツ、ハンズフリー倉庫とは!? “ウェアラブル”はここまで進化した!

■着けるとかを意識するようじゃ、まだショボい

 洋服をわざわざウェアラブルなんて呼ぶだろうか? 腕時計をウェアラブルというだろうか? いきなり逆説的になるけれど、着るとか装着することを意識している次元じゃ、本物のウェアラブルとは、まだまだ呼べない。

 だから、@DIME編集部は着ること、装着することを意識させないデジタル機器を会場から厳選した。本物のウェアラブルガジェットがここにある。

■患者の頭からセンサーをなくすTシャツ

 ヨーロッパで初めて医療承認を受けた、てんかん患者向けの事前予測ができるシステムをご存知だろうか?

フランス人アパレルデザイナーによる、ちょっとお洒落なウェア。

フランス人アパレルデザイナーによる、ちょっとお洒落なウェア。

 フランスのバイオセレニティ社が開発した、Tシャツとヘッドギアから成る『ニューロノート』に、ミツフジの電極、導電性の糸が使われている。

100回以上の洗濯耐久性があり、ポリエステルをコートすれば洗濯耐久性はさらに高まる。価格もリーズナブルだ。

100回以上の洗濯耐久性があり、ポリエステルをコートすれば洗濯耐久性はさらに高まる。価格もリーズナブルだ。

 京都にあるミツフジは'90年代から抗菌性のある繊維を開発、銀と繊維を組み合わせた製品を作ってきた。そして、銀の高い導電性に気付き、銀メッキの繊維『AGposs』を開発したという。

 再びバイオセレニティ社のてんかん患者向けのシステムに話しを戻そう。てんかん患者は頭に複数の電極を貼り、脳の電気信号を抽出する脳波検査をすることがある。しかし、同社はこの不便を解決する。

 患者は検査のためTシャツを4週間ほど着て生活する。白いヘッドギアは通常着用する必要がないのだ。これで正しい筋電と心拍のデータを計測でき、患者の発作のパターンや波形の兆候を知ることができる。もし異常値(てんかんの発作の兆候)が出ると、Tシャツに内蔵したBluetoothユニットがデータをスマートフォンへ飛ばし、サーバーに転送、緊急通報が病院に入るという、24時間のモニタリングが現実となった。実際にフランスでは2016年1月現在、14カ所の病院で導入が始まっている。

 このシステムは患者の負担を減らすだけではなく、病院の設備費も約60%下げることになった。ヘッドギアとTシャツを合わせて300ユーロ(約4万円)と、リーズナブルな価格。もちろん100回以上の洗濯にも耐える。

 今後の課題として、フィット感のないウェアに使えないか、研究を進めているという。たとえば認知症の患者には、タイトな服を嫌がる方もいるので、パジャマ型にできないかを調査しているのだ。同時に、日本でもできるだけ早く認証を取れるよう準備を進めている。医療用以外でも、スポーツアパレルブランドからの問い合わせが多いというから、将来はスポーツ選手のデータ取得の助けになるのではなかろうか。

 ミツフジの技術はすでに、“着る”ではなく“着ることを忘れる”段階に進んでいる。これぞまさにウェアラブルなテクノロジーだろう。

微弱電流を流せば心拍などのデータを取れる、電極。

微弱電流を流せば心拍などのデータを取れる、電極。

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