人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

【CES2016レポート】中国スマホメーカーの躍進と見逃せない2つの新技術

2016.01.21

■充電の煩わしさから解放されるワイヤレス給電技術

KDDIと同社が出資するベンチャー企業のOssia社が共同出展した、「Cota(コータ)」と呼ばれる技術がそれだ。日本でも「おくだけ充電」のサービス名で普及している「qi(チー)」は、置く場所が決まっていて、ワイヤレスというより非接触といった方がピンとくる技術だが、Cotaが採用するのは実際にWi-Fiと同じ2.4GHz帯を使って電波を飛ばして給電する技術。デバイスの置く場所に制約がなく、チャージャーと呼ばれる装置から最大10メートル離れていても電波さえ届けば、文字通りのワイヤレスな給電が可能。

給電力が1Wと小さいため、正直なところこれだけでスマートフォンをフル充電するというのは厳しそうだが、スマートウォッチなどの製品は、ケーブルにつないで充電する手間から完全に解放されるかもしれない。KDDIが「今後IoT機器が増えてきたときに、最も必要とされる電源の問題を解決できる」としてCotaに注目し、出資を決めたのもうなづける画期的な技術。今後の展開が楽しみだが、認可や法整備などまだ課題も多く、実際に製品化されて日本で使えるようになるまでには、もう少し時間がかかりそうだ。

【CES2016レポート】中国スマホメーカーの躍進と見逃せない2つの新技術
チャージャー(送電側)はゴミ箱ほどの大きさで、複数台のデバイスを同時に充電することが可能。デモでは充電を管理できるアプリを用いて、機器を認証したり、オン、オフする様子も紹介された。

 

■スマホで手軽にVR(仮想現実)が楽しめる時代がやってくる

このほかモバイル関連では、レノボがグーグルと発表した「Project Tango」対応のスマートフォンも大きな注目を集めた。「Project Tango」はデバイスに3Dカメラを搭載し、赤外線センサーなどとあわせて人間の目を同じように、モノや空間を立体的にとらえようというプロジェクト。CESでは今夏レノボから、初めて一般向けの対応スマートフォンがリリースされることが発表された。

「Project Tango」対応のデバイスでは、目の前の空間を立体的にとらえることで、対象物との距離を測定したり、実際にはそこにないものを立体的に配置したりすることができる。今テストされているのは、建物の中を3Dスキャンして現在地を特定し、立体的に道案内を表示したり、バーチャルなペットが家具などを避けながら、部屋の中を走り回るといったものだが、さらにいろいろなアプリケーションへの応用が考えられる。

【CES2016レポート】中国スマホメーカーの躍進と見逃せない2つの新技術
デモでは「Project Tango」の応用例として、目の前の空間に3Dモデリングされた家具を配置する様子や、3Dモデリングされた「ジェンガ」ゲームをプレイする様子などが紹介された。

【CES2016レポート】中国スマホメーカーの躍進と見逃せない2つの新技術
3Dモデリングされた猫が、まさに目の前の空間にいるように表示されている。空間認識によって椅子に乗ったり、障害物を避けて歩き回ることができる。

 

今年のCESでは『Oculus Rift』に代表される、VRヘッドセットが多数出展されて注目を集めていたが、たとえば「Project Tango」対応のスマートフォンをヘッドセットに装着すれば、目の前の空間をリアルタイムにVR映像化して、仮想現実空間を歩き回るなんてことが、もっと手軽にできるようになる。また3DやVRとは違いますが、次世代の『iPhone』には『HTC One M8』や『Huawei honor6 Plus』のようなデュアルカメラが搭載されるという噂もあり、一眼レフのように遠近感のある写真撮影ができるようになるのではと期待されている。「Project Tango」対応スマートフォンを筆頭に、今年はさまざまなスマートフォンのカメラにさらなる進化に期待したい。

取材・文/太田百合子

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年7月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は超強力なUSBモバイル扇風機!大特集は「夏の新製品辛口評価テスト」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。