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【PC Audio Lab】ほのかな艶で女性ボーカルが色づくSPECのネットワークプレーヤー『RMP-X1』

2016.01.27

■Performance

SHANTI「BORON TO SING/Killing me Softly With His Song」(96kHz/24bit)を聴くと、まずS/N感のよさに気付く。ギターの音色がいい、響きがいい。そしてボーカルの音像定位がピタリと小さくフォーカスする。拙宅のリファレンスDACよりSHANTIが蠱惑的だ。音の粒立ちと響きのバランスがいい。解像度は高いがエッジが立ちすぎない音。低域の押し出しが強く普段は共振しない家具が震える。これは紛れもなくSPECの音だ。モノラルパワーアンプ『RPA-W5ST』のことを思い出した。さすが石見氏、何を作ってもSPECのDNAが息づいている。

Yuji Ohno & Lupintic Five with Friends「BUONO!! BUONO!!/THEME FROM LUPIN III 2015~ITALIAN BLUE ver」(48kHz/24bit)では、ピアノ、トランペット、サックス、ドラムスなどアコーステックな楽器の音色に酔いしれ、最後まで引き込まれるように聴いてしまった。さすがにクラシックに強いSPECである。私はほとんどクラシックを聴かないが、それでもこの音色は素晴らしく心地良い。

■研究結果

SPECの製品は海外ハイエンドのように音に個性がある。原音再生などとつまらないことは言わずに、独自の音色を追求している。SPECのエンジニアは自身が演奏家・チェリストでもあり、チェロの甘い響きと楽器の実在感を自らの体幹軸で感じ取っているという。そして静寂の中に浮かぶ余韻、艶やかな音色、音色の中に潜む、さらに繊細な感情を追求している。確かに女性ボーカルにわずかに甘い響きがのる。それは真空管アンプのような大げさな歪み成分ではなく、カレーに加えられた数々のスパイスのほんの一握りのカルダモンのようなもの。その音の個性が好きか嫌いかで、『RMP-X1』の評価は分かれるに違いない。甘いと言うとハードでクールでシャープな曲には向かないと思われるが、そんなことはないと思う。組み合わせるスピーカーにもよるし、楽曲によってはあまり響きがのらないこともある。

しかし、それ以前の基本的な音の良さだけをとってみても本機の実力は70万円クラスのDACを上回っておりハイコスパなハイエンドと言える。海外ハイエンドのネットワークプレーヤーの導入を検討している人は、ぜひ本機のサウンドを聴いていただきたい。

●『RMP-X1』はS/N感がよく高解像度
●『RMP-X1』は音場が広くて立体的
●『RMP-X1』は響きが魅力的だ
●『RMP-X1』はデザインも洒落ている

(文/ゴン川野)

ゴン川野のPC Audio Labオーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!

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