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2016.01.22

世界初の医療用“歩ける椅子”『archelis』とは

 千葉大学フロンティア医工学センターの川平洋准教授、中村亮一准教授は、株式会社ニットー、西村拓紀デザイン株式会社、日本高分子技研株式会社と協働で、世界初の医療用ウェアラブルチェア『archelis(アルケリス)』を開発した。「『archelis』は、手術室内での歩行移動を妨げること無く、必要なときに中腰姿勢で座ることの出来る、これまでにない「身につけて歩ける椅子」。現在2016年夏頃の製品化・上市を目指して改良試作と評価を進められている。

『archelis』には3つの特徴がある。1つめが“歩く+座る(中腰姿勢の維持)” により術者のパフォーマンスを安定化したこと。片足ずつ独立したセパレート設計、膝と足首の角度固定機能と脛・大腿部の広い面積のサポート機能を身体へフィットするエルゴノミクスデザインにより実現し、術中の筋肉疲労の低減と安定した長時間の姿勢保持が可能となっている。

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 2つめが手術室使用を踏まえたコードレス・ノンエネルギー設計。パワーアシストスーツ等と異なり、下肢の姿勢保持のみに特化した設計は、手術室での確実な動作と軽量・コードレス化などの運用性の良さを実現している。3つめが、産学・医工連携によって製品化が実現したこと。医療現場でのニーズ抽出・評価、町工場で長年培った加工技術、構成要素を高次元で実体化するデザイン技術、製品機能の医工学的定量評価など、産学・医工の連携チームの強みを生かした技術開発研究と製品実現を達成したという。開発を行った川平洋准教授は以下のようにコメントしている。

「立ちながら腰部から下半身の負担を軽減させる目的で開発された『archelis』は、立って仕事をするすべての人に装着可能です。慢性的な腰痛、下肢静脈瘤や下肢痛など、辛い立ち仕事を行っているすべての人に装着してもらい、少しでも楽になってもらうことが私達の願いです。バッテリーレスでシンプル、しかもカッコイイ『archelis』が全世界に広まることを理想としています」

 

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