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2016.01.20

2016年の国内転職市場の10大トレンド

 日本経済が安定し、国内では深刻な人材不足が続いていることから、2016年も転職希望者にとっては一層の売り手市場となり、転職希望者も多く出ることが予想される。特にしっかりとした業界経験を持ったバイリンガル人材や、自動車エンジニア、ビッグデータ関連のスキルを持ったセールス担当者には、特に高い需要が見込まれるだろう。外資系人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは、日本国内の転職市場における2016年のトレンド予測を発表した。

日本国内の転職市場における2016年のトレンド予測

◎2016年、国内転職市場の10大トレンド

1.深刻なスキル不足

 日本経済が安定していることで、転職希望者にとって一層の売り手市場が期待できる。しかし、高度なスキルを持った人材の不足はますます深刻な状況になり、企業にとって、それぞれの分野で豊富な経験を持ったバイリンガルのスペシャリストを確保することは至難の業となりそうだ。企業が求めるスキルと国内人材市場で供給されるスキルとの間には、依然として大きな隔たりがある。

2.トップクラスの人材を巡る獲得競争の激化

 有望な人材には複数の企業からオファーが届くケースがますます増加する。需要の高い分野でこうした人材の採用に成功する企業は、非常に素早い動きを見せており、後手に回った企業は獲得競争を勝ち抜くことはできない。最有力の人材を確保するためには、当初の見通しを上回る水準まで給与を引き上げる必要が出てくる場合もある。自動車関連エンジニア等、人材不足が特に顕著な分野での採用にあたっては、企業側も採用代行のほか外部コンサルタントの活用、個別の雇用契約など、採用に強い人材紹介会社から優先的な配慮が受けられるよう工夫する必要が出てくる。

3. 企業文化との相性をより重視

 人材の採用を考える際、スキルだけでなく、それぞれの企業文化との相性がこれまで以上に重視されるようになる。地域戦略にスムーズになじめるよう、場合によってはスキルよりも企業文化との相性が重視されるケースも見られる。

4. 女性エンジニアの雇用拡大

「ウーマノミクス」効果もあり、自動車業界では最近になって女性エンジニアの需要に拡大傾向が見られる。中でも、これまで男性エンジニアが圧倒的だった、いわゆるティア1と呼ばれる大手サプライヤーが、公共事業契約の獲得が有利に運ぶよう、ハイランクの管理職に有能な女性を採用するようになっている。

5. 銀行業界の新たな採用傾向

 2016年には銀行各社の採用傾向に変化が生じると予想される。これまで採用の中心だった債券関連分野に代わり、2016年にはエクイティ、インベストメント・バンキング、コーポレート・ファイナンスといった分野のプロフェッショナルに重点が置かれるようになり、エクイティ・リサーチ分析、エクイティ・セールス、エクイティ・トレーディング・マネージャーといった職種で新たな採用が期待できるほか、M&Aバンカーにも注目が集まると予想される。

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