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2016.01.20

【開発秘話】年間150万ケース以上売れたポッカサッポロ フード&ビバレッッジ『にっぽん烏龍』

■連載/ヒット商品開発秘話

 脂っこい食事と相性がいいお茶といえばウーロン茶。日本に定着して長くなるが、茶葉は輸入に頼っている。国産茶葉を使ったウーロン茶は珍しい。

 ポッカサッポロ フード&ビバレッッジが2015年3月に発売した『にっぽん烏龍』は、国産茶葉を使用した珍しいウーロン茶である。日本をイメージさせる藍色を基調としたパッケージと、苦みと渋みを抑えた味わいが特徴。年間150万ケース(1ケース:500ml×24本)を目標に発売したが、10月に目標達成。11月末には170万ケースに迫るところまできた。

にっぽん烏龍

■ウーロン茶ユーザーは中年男性に固定されていた

 企画・開発がスタートしたのは2013年の夏頃。同社は同年1月に、ポッカコーポレーションとサッポロ飲料が経営統合して事業を開始したが、開発を担当した鶴谷哲司氏(商品戦略統括部飲料戦略グループ マネージャー)は、新会社が事業を開始するのとほぼ同じタイミングで無糖茶の担当となった。鶴谷氏はまず、無糖茶市場を見渡してみたが、次のことに改めて気づかされたという。

「ウーロン茶は客離れが深刻でした。ずっと右肩下がりの状況が続いています」

鶴谷哲司氏
ポッカサッポロ フード&ビバレッジ
商品戦略統括部
飲料戦略グループ
マネージャー
鶴谷哲司氏

 とくに女性ユーザーの減少が顕著で、ユーザーがほぼ、中年男性に固定されていた。その理由の一つが、独特の苦みや渋み。なかなか克服することができず、緑茶に比べて味の進歩に乏しい。それどころか、機能を強化したために苦みと渋みがかえって強調され、飲みづらく感じられるものもあった。

 しかし、それでもウーロン茶に注目したのはなぜか? 鶴谷氏によれば、それは飲んでいない人でもウーロン茶に対する知識や興味は持っているためであった。「この状況をチャンスと捉え、もう一度、ウーロン茶にチャレンジしてみようということになった」と言う。新たな価値を提案できればウーロン茶市場は拡大できる、と判断したのだ。

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