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【石野純也レビュー】『Galaxy Gear S2』は『Apple Watch』を超えたか?

2016.01.14

■現状では「通知端末」として使うのが正解か

 もっとも、本当にスマートウオッチを操作して何かをするかというと、それは別の話。これは『Gear S2』に限った話ではないが、アプリを起動して、必要な機能を呼び出すぐらいなら、スマホをポケットから取り出した方が早い。いくら画面が回転するUIを搭載していても、限界はある。

 画面は小さいし、パワーもスマホに比べると非力だからだ。片方の腕につけているため、操作する際にどうしても両手がふさがれてしまう点も、スマートウオッチの課題だ。実際に1週間ほど使ってみたが、Gear S2を積極的に操作しようと思ったのは、音楽再生などのときだけ。あまり過度な期待は抱かない方がいいだろう。

 スマートウォッチは現状、通知用の端末としてとらえるのが正解だと感じている。『Gear S2』には、アプリから得られる様々な通知を表示できるが、これを装着していたときは、見逃しが少なかった気がする。外を歩いていて、スマホの音やバイブに気づきにくいときでも、しっかり電話に出ることができた。食事中などに、サッとメールの概要だけを確認できるのも便利だ。

メールは、本文までしっかり確認できる
メールは、本文までしっかり確認できる

音楽再生のコントロールをするには、便利だった。こうしたキラーアプリがもっと増える必要がある
音楽再生のコントロールをするには、便利だった。こうしたキラーアプリがもっと増える必要がある

 

 ちなみに、サムスンのGearシリーズは、これまで、接続できる端末がGalaxyシリーズに限定されていたが、『Gear S2』からこの縛りが撤廃され、Android端末全般に広がっている。Android 4.4以上で、RAMが1.5GB以上と制限はあるものの、ここ2~3年に発売された端末の多くが対象になるはずだ。

 筆者も、ソニーの『Xperia Z5』にペアリングして使っていたが、端末の自由度が広がった点は、歓迎できる。サムスン電子の関係者によると、iOSへの対応も準備を進めているといい、そうなると、『Gear S2』の対象になるユーザーはさらに増えるだろう。

サムスン製ではないAndroid端末とも、普通につながる
サムスン製ではないAndroid端末とも、普通につながる

 

【石野's ジャッジメント】
UI         ★★★★★
レスポンス     ★★★★★
バッテリーもち   ★★★★★
連携&ネットワーク ★★★★
視認性       ★★★★
画面サイズ     ★★
アプリの数     ★★★
質感        ★★★
装着感       ★★★

*採点は各項目5点満点で判定

取材・文/石野純也

慶應義塾大学卒業後、新卒で出版社の宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で執筆、コメントなどを行う。ケータイ業界が主な取材テーマ。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

■連載/石野純也のガチレビュー

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