■この味は再現できるのか?
ただ、今までに出たポテトメインのカップ麺の寿命から推測すると、このタイプの個性派カップ麺が通年商品になる可能性はあまり高くない。かなり気に入っていても店頭から3か月も経たずに消えてゆくことがほとんどだったりする。
なので、この商品ができるだけ長く購入できることをせつに祈るが、もしこの味が味わえなくなった場合に備えて似た味を再現できないか試してみることにした。
用意するのは塩味のヌードルとポテトスナック「超細プリッツのり塩」「ポテトチップスのりしお」「じゃがりこサラダ」。
これらのスナックを砕いて麺の上に置き、お湯をかけて作って食べてみた。
●プリッツ超細のり塩
サイズはかなり近いが、色合いが違うし、食感もハードでかなり違う。時間が経つとポテマニアに近い食感へと変化する。材料としてポテトを使用しているが小麦粉成分が多いので味わいにも違いがある。再現度は高くない。
●のり塩ポテトチップス
見た目が全然違うのは仕方がない。でも、味わいはかなり似ている。食感に違いを感じるけど、つゆをしっかりと吸い込んでしまえば差はあまりなくなる。これはありだ。
●じゃがりこサラダ味
ぶっとくてサイズは違うものの見た感じはかなり近い。のりのように見える部分はパセリだが、味わい・食感とも再現度がとても高い。これは使える。
【今回の即席レビュー(5点満点)】
味 ★★★+
ボリューム感 ★★★★
目から鱗度 ★★★★+
<この商品が好きな人にはこんな一品もオススメ!>
●日清食品 「カップヌードルカレー」
●日清食品 「フレンチヌードル海老のビスク味」
●明星食品 「銀座デリー監修カシミールカレーラーメン」
■関連情報
http://www.sanyofoods.co.jp/products/more/more_product_0500.html
文/大山即席斎
1959年に生まれ。日清チキンラーメン登場の半年ほど後輩の同級生。80年の下宿生活開始でインスタント麺との付き合いが開始。35年以上毎日インスタント麺を食す日本屈指のインスタントラーメン研究家。95年テレビ東京の「TVチャンピオン 第1回インスタント麺通選手権」に優勝。今までに食べたインスタントラーメンは1万食を超える。