
■連載/ゴン川野のPC Audio Lab
■Introduction
驚異のハイコスパモデル『E10S』を世に送り出したSoundMAGICの上級モデルが『E80S』である。同じドライバーを使った高音質モデル。再生周波数帯域は同じで、インピーダンスと出力音圧レベルが異なる。同じドライバーを使ってどこまで高音質化されたが気になるところだ。フジヤエービックWebショップでの価格は1万5120円。
1万5000円まで価格が上がってくると強力なライバルが多数出現する。例えばSHURE『SE215SPE-A』、ZENNHEISER『MOMENTUM IN EAR』、ATOMIC FLOYD『Power Jax+Remot』、そしてシングルBAドライバー搭載のWestone『UM Pro10』なども選択肢に入ってくる。果たして『E80S』はどう立ち向かうのか!
■Design
円筒形を絞ったデザインのアルミ合金製ハウジングを採用。ドライバーは『E10』と同じφ10mmネオジウムドライバーとなる。再生周波数帯域は15Hz~22kHz。インピーダンス64Ω。重さ13g。3.5mm4極プラグを採用してマイクとリモコンが使える。出力音圧レベルは『E10S』の100dBから2dBアップした102dBとなる。付属のイヤチップはドーム型、フラット型、ダブルフランジ型に加えてComply製のイヤチップが加わる。全てのタイプでS、M、Lの3サイズが付属する。
金属ネットのあるドライバー開口部。Comply製のイヤチップを使うと低音の量感がアップすると同時に全帯域でS/N感が向上した