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「秋のヘッドフォン祭2015」で気になったヘッドフォンBEST10(2015.11.12)

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◎「Music With 規格外」から自作平面駆動ドライバー搭載ヘッドフォン登場!

ヘッドフォン祭に欠かせないのがメーカーではなく個人参加者集団「Music With 規格外」のゴチャゴチャしたブースだ。ビギナーが近付きがたいオーラを出しているが、最近は大学生も参加しているので、勇気を出して声を掛けて欲しい。ダイナミック型ヘッドフォンのドライバーを書道用紙で自作したのは真空管アンプキットでお馴染みの「MYシンフォニー」主催者HAL900氏である。HAL900氏によるとスピーカーと同じ原理で振動板にボイスコイル接着した構造だが、制作は極めて困難とのこと。例えばエアギャップは狭いほど高能率になるが手作りで1mm以下のギャップを確保するのはかなりシビアだという。振動板の素材によっても音質が変化するため試作を重ね、現在は高域と低域で異なる接着剤を紙に含浸させることで周波数特性を変えているという。その音は意図的にドンシャリを目指したというだけあり、中域が薄いドンシャリだが、全体的にマイルドで刺激的な音は出ない感じだ。

一方、平面駆動ドライバを作ったのは石田桂太郎氏。銅線をテンプレートに接着していくというプリミティブな方法で磁気回路を作っている。コイルだけで片チャンネルで2日ぐらいかかるという。それを試作だけで何個も作っているのだから大変だ。こちらのドライバも書道用半紙を使っているため湿気に弱く、耳から出る湿気で振動板がダメになるため、保管時はシリカゲルがイヤーパッド内に挿入されている。今後はフッ素加工で湿気対策を試みるという。その音はフラットで優しく、とても書道用半紙の音とは思えない。ヘッドフォンのデザインも障子を思わせる和風テイストあふれたもので、ユニークで完成度が高い。彼はヘッドフォン自作のために3Dプリンターまで導入。beyerdynamic『T1』やSENNHEISER『HD800』、スタックスの静電型まで所有するヘッドフォンマニア。すでに次期平面型ヘッドフォン作成中とつぶやいていた。これは将来有望な超大型新人の登場だ!

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HAL900氏の作った円形振動板のドライバーユニット。書道用半紙を使ったオーソドックスなデザイン。まず、ピストンモーションさせるまで一苦労したという

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純和風デザインの平面駆動型ヘッドフォン。静電型ではないため専用アンプ不要で、スマホに接続しても鳴らせる

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時間と精神力が要求されるボイスコイル作り。その完成度は抜群だ。平面型は強力な磁石が必要となるため部品代もかさむという

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制作者の石田桂太郎氏。まだ現役大学生という若さ。夢は自作ヘッドフォンを販売することらしい

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