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2015.09.30

フルサイズでガチにバランス対応!KNSのヘッドフォンアンプ『C-HA1』

■Performance

試聴用ヘッドフォンにはバランス接続対応のbeyerdynamic『T1 2nd Generation』とリファレンスのPHILIPS『Fidelio X1』を使った。DACはアンバランス接続ではORB『JADE casa』、バランス接続にはリファレンスのResonessence Labs『INVICTA MIRUS』を使っている。ケーブルは音色を統一するためRCAはORB『RCA-AKIHABARA』、バランス用にORB『J10-XLR Clear Force』を使用した。

『T1 2nd Generation』をアンバランスで接続して柴崎コウ「こううたう/若者のすべて」(96kHz/24bit)を聴く。解像度が高く、粒立ちのいい音でボーカルに厚みがある。T1の持つ解像度の高さを存分に引き出してくれた。今度はサー・エイドリアン・ボールト「ホルスト:惑星」(96kHz/24bit)から木星パートを再生した。低域がきちんとドライブされホルンの音がにじまない。もっとスケール感が欲しくなり、バランス接続に変更した。左右の空間がグッと広くなった。全ての帯域の音が鮮明になり、楽器の位置が明確になった。さらに低域の解像度が上がったことが分かる。インピーダンスをダイレクトから16Ωすると高域が柔らかくなる。その傾向は32Ωするとさらに進むが、同時に粒立ちは抑えられる。私の好みは16Ωだった。その解像度の高さが災いしてサラ・オレイン「SARAH/若者たち」(96kHz/24bit)を聴くとボーカルの震えが気になり出してしまう。DSD音源はどうだろうと思いHolly Cole「Night/Love Lies」(DSD64)にすると、こちらは解像度の高さがボーカルのリアリティを倍増させてくれ、耳元でホリー・コールが歌っているようだ。最後に小型ブックシェルフスピーカーAIRBOW『IMAGE11/KAI2』に接続して鳴らした。能率は88dBあるがインピーダンスは4Ωなので推奨条件からはやや外れるが、ヘッドフォンと同じ傾向の音場感が良く、粒立ちのいい音を聴かせてくれた。デスクトップでBGMを聴いたり、ちょっとスピーカーで音楽を楽しみたいときに便利な機能だ。これはバランス出力を利用する機能なので、バランス対応のDACならダイレクトに、アンバランス出力のDACの場合はIN/OUT SELECTORでバランス出力に変換後にスピーカーを鳴らせる。

■研究結果

KNS『C-HA1』は日本人の生真面目さが感じられるヘッドフォンアンプである。部品、回路、構成、デザインまで手を抜かずに作られ、色付けが少なく解像度の高い音を聴かせてくれる。鳴らしにくいと言われるハイエンドヘッドフォンもきちんとドライブしてくれる実力がある。『T1 2nd Generation』の高域はやや硬調に思えたがインピーダンス切り替えで音色は微調整できる。カスタムイヤモニターのFitEar『MH334』をバランス接続した場合は能率が高すぎて、ボリュームの使える範囲が狭くなり、すぐに大音量になってしまった。できればゲイン切替を付けて欲しかった。それ以外に機能に不満はなくIN/OUTセレクターも使いやすかった。ハイファイ指向で、バランス接続対応でミドルクラス以上のヘッドフォンを持つ人にオススメしたいヘッドフォンアンプである。価格は20万円(送料無料)で注文生産。KNSのサイトから購入予約できる。試聴機の貸出サービスを行っているので、購入を検討したい人はぜひその音を聴いてみて欲しい。

●『C-HA1』はバランス接続の良さを堪能できる
●『C-HA1』はDACを選ばずバランス接続できる
●『C-HA1』は解像度が高く粒立ちのいい音だ
●『C-HA1』は小型スピーカーも鳴らせる

(文/ゴン川野)

ゴン川野のPC Audio Labオーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!

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