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2018.03.22

自動車の安全運転支援技術の名称はなぜわかりにくい?

 現在、自動車には多くのASV技術が実用化され、市販車にも順次搭載が進んでいるが、メーカーごとに呼び名が異なったり、アルファベットの略称で表記されたりする場合が多く、判りづらいという声も多い。そもそもASV技術の名称は自動車ユーザーにどの程度知られているのか? JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が以前、セーフティトレーニングなど安全運転講習会に参加したドライバーを対象に、「ASV(先進安全自動車)技術の名称に関するアンケート」を実施し、その結果を取りまとめている。

ASVとは「Advanced Safety Vehicle」の略称で、先進技術を利用してドライバーの安全運転を支援するシステムを搭載した自動車のこと。調査の結果、ASV技術の名称(略称)として最も認知度が高かったのはESC(横滑り防止装置)で、その割合は45%だった。続いて多かったのが、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)で、25%の認知度だった。

 しかし、ESCのメーカー別名称となると、識別できる人の割合はかなり減ることがわかった。ESCを表す名称(商品名)として3つのサンプル(VSCESPVSA)を選び、様々な語群の中からこれらを識別できるかを調べたところ、「VSC」が24%、「ESP」が15%、「VSA」が7%という結果となった。

 普及が進みつつある自動ブレーキ、ACC、レーンキープアシストについて、メーカー別名称がどの程度知られているかを調べたところ、総合では「アイサイト」の認知度が56%(3装置合計)と高かった。ただし、装置単独で見ると、「アクティブレーンコントロール」(43%)や「レーダークルーズコントロール」(40%)の方が認知度が高いという結果が出た。これらの名称はユーザーが機能をイメージしやすいことから、それが表す技術内容が端的に伝わったものと考えられる。

ユーザーの要望としては、「メーカーを問わず同一技術は同一名称としてほしい」「アルファベットの略称はわかりにくい」「日本語で表記してほしい」「どのような機能なのかがイメージできる名称にしてほしい」などといった意見が多く見られた。

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