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2016.05.29

65歳以上の「共働きシニア」が増え続けている理由

 総務省の労働力調査によると、201446月の「共働きシニア」(農林業を除く)は前年同期比11.9%増の66万世帯となり、過去最高を更新した。夫婦ともに働いている世帯のうち妻が6574歳の世帯でみると、「共働きシニア」はこの10年で30万世帯近く増えており、高齢の夫婦8世帯に1世帯が共働きの計算となる。共働き世帯が増えた主因は、働く高齢女性の増加。高齢化に伴い65歳以上の就業者は前年同期から7.7%増え、女性の伸びが9.8%と男性の6.6%を大きく上回っている。特に介護、製造業、流通業など人手不足が深刻な業種で女性の就労増が目立った。

 少子高齢化が叫ばれて久しい現在の日本において、高齢者が生涯現役で働くことや、女性就業率のさらなる増加が喫緊の課題となっている。このような社会背景の中、働くご高齢者は自分たちの生活や労働についてどう考えているのか? ワタミ株式会社の100%子会社である、お弁当宅配サービスを展開しているワタミタクショク株式会社は、「共働きシニア」が増えているという社会背景を受け、その労働実態や考え方を知るために60-70代、男女計600名を対象に「働くご高齢者への労働意識調査」を実施した。

90%の高齢者が共働きのメリットを感じている

「収入アップ」「生活のメリハリ」のほか「お互いの趣味や世界を持てる」「配偶者との関係が良くなる」と実感していることが明らかになった。

◎共働きにメリットを感じる高齢者の割合とその内訳

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1.収入が増える        :26.6%
2.生活にメリハリが出る    :22.4%
3.お互いの趣味や世界を持てる :17.6%
4.配偶者との関係がよくなる  :8.4%
5.コミュニケーションがとれる :6.6%
6.ほどよく運動ができる    :5.7%
7.社会の役に立つ       :1.2%
8.その他           :0.6%
9.自信が持てる        :0.2%
10.特にない          :10.4%

 男女ともに約90%のご高齢者が、共働きをすることのメリットを回答。特に、「お互いの趣味や世界をもてる」「配偶者との関係がよくなる」など、共働きすることがお互いの距離感にいい作用をおよぼすと考えるご高齢者が多くいることがわかった。

高齢者が仕事で得たお金の使い道は「趣味」が生活費に次ぐ2位。老後も趣味を楽しむためには、仕事収入がカギ?

◎仕事で得たお金の使い道

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1.生活費    :51.2%
2.趣味     :30.0%
3.貯蓄     :9.8%
4.孫と遊ぶため :4.7%
5.借金の返済  :1.7%
6.投資     :1.2%
7.子供夫婦への仕送り :0.2%
8.その他    :1.3%

生活費に次ぐ仕事収入の使い道は「趣味」が圧倒的。老後に趣味を楽しむなど精神的ゆとりを得るには、仕事収入がカギであると考えられる。

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