
秘密基地みたいな家に住みたい人必見! 1000万円以内で手に入る、30m2以下のスモールハウス・ムーブメントが来るかもしれない。
「スモール」といってもプレハブ小屋でもヒッピー風トレーラーハウスでもない。もちろん狭小住宅とは一線を画す。
何が違うのか? スモールハウスに注目するウェブメディア『未来住まい方会議』を主宰するYADOKARIによると、「スモールハウスとは新しい豊かさ、心の豊かさを追求した先に生まれた空間」と、やや哲学的な思想に基づいている。
そのココロは、物欲あふれる大消費時代を通過したオトナが、心の豊かさにシフトしていく中でよりシンプルに、より自由に生きる“ミニマルライフ”を謳歌するための住居ということ。
実際、中流階級も別荘を持って当たり前な北西欧で、スモールハウスは進化した。快適な時間を過ごす贅沢な小屋だからデザインも当然、洗練されている。
海外の建築費用をウェブで調べると、イギリスでは15m2ほどで200万円〜といった相場が見られる。IKEAの家具を組み込んだ家まるごとフラットパックを組み立て込みで1500万円という商品も。IKEA本家も、家まるごとフラットパックの商品を企画中という噂もある。日本にはまだスモールハウスのメーカーは存在しないが、ログハウスは進化していて、キッチン、トイレ、シャワー付き、30m2程度の山小屋キットなら200万円台から手に入る。
35年ローンを組んで数千万円の3LDKを買うのもいいが、1000万円で手軽に買って、ミニマルに暮らすのも、これからのクールかもしれない。