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3泊4日で行ける週末シベリア超特急の旅

2018.04.13

◎列車がひた走るのはシベリアの深い森

 ウラジオストクへ到着して、時計を2時間進めた。海外旅行ではおなじみの時差であるが、戻すのではなく進めるのは珍しい。そう、日本より早いのだ。

 しかも広大なロシアでは、国内でも時差が生じる。首都モスクワと極東地域では7時間もズレがある。注意点としては、鉄道のタイムテーブルはすべてモスクワ時間で表示されていること。購入した切符には14時15分ウラジオストク発と書かれていたが、これは現地時間では21時15分を意味する。最初この仕組みに気づかず、混乱したのだ。

 オケアン号は夜行便である。せっかくの海外鉄道旅だから、車窓の景色も楽しみたいのになあ……と少々残念な気持ちで臨んだが、予期せぬ展開が待っていた。夏のシベリアは日が長いのだ。夜といっても、何と11時近くまで明るい。寝るだけと思いきや、しっかり景色も堪能できたのはうれしい誤算だった。窓の外にはどこまでも森が続く。「これがタイガか」と、かつて学校で習った知識に実体験の裏づけを伴わせる。流れゆく風景にボーッと見惚れているだけでも、旅心が満たされるのだった。

 2等とはいえ、寝台列車の寝心地はすこぶる快適だ。きれいなシーツや枕、掛け布団が用意されていて文句のつけようがない。暗くなった後も、何だかもったいなくて、なかなか寝つけなかったほどである。

 4人で共用する形のコンパートメントで、同室になった女性が親切にいろいろと世話を焼いてくれた。ロシアの人たちは総じてやさしい印象を受けた。

「あと10分で着くわよ」

 朝方、すっかり寝こけていたら、その女性が起こしてくれた。夜通し走り続けた列車が速度を落とし、やがてハバロフスク駅のホームへ入り停車した。ぴったり定刻どおりの到着だった。

朝到着し、まる1日街を観光できる 朝到着し、まる1日街を観光できる

【GOAL:ハバロフスク】朝到着し、まる1日街を観光できる
寝て起きると、そこはもう目的地。何のトラブルもなく、もう少し乗っていたいぐらいだった(左)。ハバロフスクは坂の多い街だ(右)。

週末は隣国へカニを食べに!

週末は隣国へカニを食べに!
港町ウラジオストクではカニを堪能したい。これほどまでに肉厚のタラバは、実家が北海道の筆者も人生初で、カニ観が変わったほど。

[行程]
土曜 13:55 成田発
   18:35 ウラジオストク着(S7 566)
日曜 21:15 ウラジオストク発(オケアン号)
月曜 8:15 ハバロフスク着
火曜 12:50 ハバロフスク発
   13:35 成田着(S7 567)

[旅費]
航空券代/6万2790円(諸費用込み S7航空)
鉄道/3100ルーブル(2等寝台、約9200円)

文/吉田友和

◎各種データは取材時のものです。

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