■掲載物件数が多い不動産ポータルを賢く使いこなす
秋津氏も指摘したように、その豊富な物件情報と検索機能により、今や部屋探しを強力にサポートしてくれる存在となった不動産ポータルサイト。忙しいビジネスパーソンにとって、家にいながら、あるいは通勤中でも家探しができることは大きなメリットだ。そこで部屋探しの次なるステップとして、HOME’Sを訪問。不動産ポータルの最新事情と、その活用法を聞いた。
外村 不動産ポータルサイトでは、どれだけ豊富な物件が掲載されているかがポイントですが、国内No.1の掲載数を達成しており、500万件以上あります。また情報の更新においても、HOME’Sでは他サイトを上回る1日8回以上の更新を行なっており、それだけ鮮度の高い情報をお客様にご提供できますように努めております。
※フジサンケイビジネスアイ調べ(2014年3月31日掲載)
確かに500万件以上という物件数は心強い限りだが、探す立場からすれば、その中から目指す部屋を探すのは至難のワザのようにも思える。
外村 もちろん、HOME’Sでは路線や地域などから簡単に物件を検索することもできますが、最近の傾向として通勤時間で探す方が多いので、今回はそれにならってみましょう。
手順としてはHOME’Sのトップ画面から、今回は賃貸物件探しなので「借りる」を選択。最初の検索画面が表示された。
外村「会社の所在地である品川駅まで乗り換えなしで30分」を条件に検索してみましょう。3駅まで追加できますので、たとえば実家の最寄り駅に30分圏内のエリアも検索可能です。
この3駅入力は選択の幅が広がると同時に、親の介護などで実家の近くに住まう必要がある人、あるいは子どもの通学を考慮する人にも便利な機能。秋津氏が指摘する「ライフスタイルを考えた部屋探し」にも適している。
外村 これが検索結果になります。これから画面左の賃料や間取り、築年数などの条件を入力して絞り込んでいきます。
ここで目についたのが、品川駅まで15分の新築の8階建て物件。なんと1階から7階まで数十件も表示された。
外村 これは、検索結果の一覧表示画面で同じ建物内の物件をまとめて表示する「建物まとめて表示」という機能。気になるマンションの他の階の空き部屋などを比較することができます。
さらに気になった物件は「詳細を見る」をクリックすることで、物件概要を閲覧していきます。この際、通常の不動産の検索サイトでは、同じ部屋でも扱う業者が違えば別の部屋として掲載されますので、検索結果が15件あっても、結果的にすべて同一物件、というケースもないとはいえません。これに対してHOME’Sでは、「ダブりなし表示」機能により、複数の不動産会社が扱っている同一物件は、ひとつの物件として表示するため、同じ物件を何度も閲覧してしまう煩わしさがありません。
賃貸物件を探す人は通勤中に探す人も多く、限られた時間内にストレスなく、なるべくスムースに探したいもの。その点からもHOME’Sの〝ダブらない表示機能〟は大いに役立つはず。しかも、この機能が特別な操作不要のデフォルト機能として備わっていることも注目したい。
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