サントリーは、サントリー白州蒸溜所を“日本の自然・風土に育まれ、つくり手の技によって仕上げられる、日本人ならではの繊細なウイスキーづくり”や、ものづくりの現場である“蒸溜所の魅力”を、よりいっそう体感できる施設になるようリニューアルし、一般公開した。
さらなる品質向上や蒸溜所魅力訴求を強化した施設と新見学ツアーの内容
白州蒸溜所は、1973年に竣工し今年で50周年を迎えた。豊かな森に囲まれたその立地条件から“森の蒸溜所”とも呼ばれ、南アルプス甲斐駒ケ岳のふもと、広大な自然に囲まれた場所で、水や気候などの自然条件だけでなく、発酵槽や蒸溜釜など設備の違いから、山崎蒸溜所とは個性の異なる原酒を生み出し続けている。
また、サントリーグループの企業理念である「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」ことを体現する蒸溜所として、敷地内に「バードサンクチュアリ」を有し、竣工当時から愛鳥活動などの取り組みを行ってきた。
今回のリニューアルでは、それら白州蒸溜所ならではの魅力をいっそう体感できる新たな施設展示や見学ツアーを展開する。
ビジターセンター
白州蒸溜所とサントリー天然水 南アルプス白州工場の両工場共通の玄関として、二つの施設とその敷地全体を包み込む“白州の森”の魅力を知ってもらえるような施設を目指した。
建築資材やデザインには、花崗岩・森・水という、白州の自然環境を語る上で欠かせない要素を随所に取り入れている。
場内見学や見学ツアーの受付を設けるほか、新たにジオラマを設置し、敷地全体を視覚的に理解できる空間や、両工場のオリジナルグッズを購入できる「ビジターセンターGift Shop」も併設。
バードサンクチュアリ
白州蒸溜所では、1973年の竣工当時より敷地内に野鳥の保護区「バードサンクチュアリ」を設けるなど、豊かな自然と清らかな水を育む環境を守っている。
今回は、そんな白州の自然環境をより身近に感じてもらいたいという思いから、新たに「バードサンクチュアリ」での同社の取り組みや、森に住む鳥たちについての展示を行うほか、鳥の声を聞くことができる集音機などの造作物を設置した。
セントラルハウス
「テイスティングラウンジ」では、“白州の森”の魅力を存分に感じてもらえるよう、壁一面の窓越しに広がる森を見ながらリラックスできる空間を演出し、「白州」ブランドをはじめ稀少なウイスキーのテイスティングや、「サントリーシングルモルトウイスキー白州」と合わせたフードペアリングなどを楽しめる。
また、併設された「セントラルハウスGift Shop」では、白州蒸溜所ならではのグッズを取り揃え、「白州」のある豊かなライフスタイルを提案する。
白州蒸溜所 ものづくりツアー
・所要時間 90分
・参加費 3,000円(税込)
※20歳未満の人は参加できない
・主な内容
「サントリーシングルモルトウイスキー白州」が生まれるものづくり現場を見学し、その場所でしか感じられない香りや温度を五感で体感できるツアー。
テイスティングでは「サントリーシングルモルトウイスキー白州」や希少な「モルトウイスキー原酒」、「白州森香るハイボール」を提供する。見学ツアー後には、「白州オリジナルテイスティンググラス」を持ち帰りできる。
白州蒸溜所 ものづくりツアー プレミアム
・所要時間 130分
・参加費 5,000円(税込)
※20歳未満の人は参加できない
・主な内容
サントリーシングルモルトウイスキー「白州」ブランドが生まれるものづくり現場を見学し、その場所でしか感じられない香りや温度を五感で体感いただけるツアー。
「プレミアム」ツアーでしか立ち寄れない製造エリアや貯蔵庫内での特別なテイスティングを通して、白州蒸溜所ならではのつくり手のこだわりや、自然環境をじっくりと案内する。
テイスティングでは「白州12年」や希少な「モルトウイスキー原酒」などを提供。見学ツアー後には「白州オリジナルテイスティンググラス」と「グラスホルダー」を持ち帰りできる。
関連情報
https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/
構成/Ara