1万円以下でコスパ抜群！装着感も音質も大満足のSOUNDPEATSのワイヤレスイヤホン「AIR3 DELUXE HS」　

低音好きなら「ENGINE4」も選択肢に

ANCは不要だが低音の量感が欲しい人には、同社のカナル型「ENGINE4」（8480円）をオススメしたい。KEFのスピーカーなどで使われている同軸型2Way方式を採用する。中低域用に10mm、高域用に6mmのダイナミックドライバーを同軸に配置して、電子回路のクロスオーバーと二重音導管を使ったアコーステックな仕組みを組み合わせて、帯域を分けてワイドレンジを実現している。こちらのモデルもLDAC対応で再生周波数帯域20Hz～40kHzを達成している。連続再生時間は12.5時間、充電ケースとの併用で43時間の長時間再生ができる。また、マルチポイント接続にも対応した。専用アプリを使ってのパーソナライズもできる。

SOUNDPEATSらしい、ややドライな音色で情報量の多い音だ。ボーカルのセンター定位がクッキリ決まり、音像定位もいいのは同軸型だからだろうか。EQを効かせると低域と高域が伸び、さらなるワイドレンジ感を実感できた。同社はいち早く最新コーデックに対応、ハイコスパで高音質なモデルを追求するブランドとして注目したい。

充電ケースの重さはイヤホン込で実測44.2g。ケースは光沢仕上げで高級感がある

低音用の穴と高音用の穴が独立して開けられている二重導管を採用

写真・文／ゴン川野