組織の目標を実現するために業務や人員の管理を行う管理職は、多くの人が目標とするキャリアパスの一つだ。では、管理職につこうとしている人たちはどのくらいの年収を想定しているのだろうか。また近年急速に普及してきたリモートワーク率も気になるところ。
MS-Japanが運営する、管理部門・士業の総合転職事業「MS Career(エムエスキャリア)」は、2022年1月~12月にMS Careerが提供する人材紹介サービス「MS Agent」に依頼された求人データから、管理部門の管理職求人の実態についてまとめた「2023年版 管理部門の管理職求人の実態」に関する調査結果を発表した。
管理職求人の想定年収の平均は772万円、週3日以上リモートワーク可能な求人は42%
求人ごとの想定年収の下限と上限の中央値を元に集計したところ、管理職求人の想定年収の平均は772万円であった。スタッフ向け求人の平均は552万円となっており、220万円の差があることが判明。
業種別で求人数を見てみると、「IT・通信全般」が24.0%と最も多いことが分かった。IT・通信業界は急成長・急拡大している企業が他の業種と比較して多いため、管理職を募集し組織の安定化を図る傾向があると考えられる。
管理職向け求人で最も割合が多かったのは、「週2日」で全体の36.6%を占めた。また、週3日以上リモートワークが可能な求人は、管理職向け求人が42%、スタッフ向け求人が37.8%と4.2%ほど多いことが判明。
調査概要
2022年1月~12月に人材紹介サービス「MS Agent」に登録のあった管理職向けの求人
調査主体:MS-Japan
※出典「MS-Japan調べ」
構成/Ara