DIME MAGAZINE
高負荷を伴う大規模配信もお手のもの！大手メディアも利用する動画配信プラットフォーム
コロナ禍を経て、動画配信はウェビナーなどの営業・マーケティング分野だけでなく、コンシューマー向けの映画やMV（ミュージックビデオ）などの大規模配信も拡大した。
株式会社PLAYの「STREAKS Online Video Platform（以下、STREAKS）」は、特に高負荷を伴う大規模配信の実績が豊富な動画配信プラットフォームサービスだ。
特徴的なのは、高度なエンコーディング技術。映画などのコンテンツを動画配信するには、クオリティを下げぬよう、圧縮や暗号化を行うためのエンコードを気にかける必要がある。
STREAKSは世界的なエンコード技術のリーディングカンパニーであるBitmovinの協力のもと、高度なエンコードエンジン取り入れている。
また配信プラットフォームであるため、エンコードから配信までを一元管理でき、セキュリティ面も強力にサポートする。
実際、大手メディア企業が利用しており、例えばオンライン動画配信サービス「Hulu」や「TVer」「WOWOW」などの利用が代表的な例だ。
●ライブ配信での低遅延配信機能
2023年5月にはライブ配信における低遅延配信機能の提供を開始した。その背景について、コーポレート・コミュニケーション室 室長の西村公美子氏は次のように述べる。
「コロナ禍で動画配信サービスが急激に普及し、世界中どこにいても同じライブを楽しんだり、同じスポーツを観戦することが、ライフスタイルやカルチャーとして定着してきました。その中で、ライブ配信における同時性については弊社として非常に重要視しており、遅延を極限まで抑える取り組みは継続して行っています。特にSTREAKSの場合、世界規模のスポーツイベントや有名アーティストのライブなど、何十万人、何百万人規模の同時接続時においても安定的に配信できる環境構築が必要です。その日、その時しか体験すること、感じることのできないライブ配信を、リアルと限りなく近い、少ない遅延でご提供できるよう製品開発に努めています」
●活用シーン
「ULIZA」イメージ
STREAKSは、大手メディア企業のほか、大手スポーツクラブが会員向けの動画配信に活用したり、プロ野球チームがファン向けの動画配信サービスとして活用したりと、利用シーンは幅広い。
また、同社では大規模配信を支えるプラットフォーム開発で培った技術で、配信規模や必要機能などのニーズに合わせた一般法人向けプラットフォーム「ULIZA」や「PLAY VIDEO STORES」も展開。企業のサービス説明セミナーや大手予備校の授業配信、社内研修動画、学会のライブ配信、エクササイズのレッスン動画などのシーンで活用されている。最近では、冊子で配っていた社内報を動画にして社員に配信する企業もあり、企業内での動画活用も活発になってきているという。
動画配信プラットフォームは、市場拡大もあり、さらに進化を遂げていくと考えられる。いかに高画質で低遅延の映像を配信できるかという点はもちろんのこと、使い勝手も重要になってきている。今後はプラットフォームおよび動画配信がより身近になっていくだろう。
文／石原亜香利
最新号
