もはや定着しつつある企業の動画配信。営業・マーケティングのウェビナーからコンシューマー向け、社内研修など多用途で活用されている。その際に欠かせないのが動画配信プラットフォームだ。無料で利用できるYouTubeのほか、有意義な機能を利用して本格的な配信が可能な有料プラットフォームもある。
今回は、動画配信プラットフォームのニュースとともに、最新機能の特徴を紹介する。
操作性の良い法人向け動画・ライブ配信プラットフォーム
KKCompany Japanが2023年6月21日に提供開始した法人向け動画共有・配信プラットフォーム「BlendVision One」が話題だ。
視聴者が好きなときに視聴できるオンデマンド型の「動画配信」と、リアルタイムに展開する「ライブ配信」の2通りの配信が可能。オールインパッケージであるため、このプラットフォーム一つで実現できる仕様になっている。
特徴を端的に言えば2つある。一つは、動画コンテンツをドラッグ&ドロップすればすぐに共有・配信できる誰もが直感的で使いやすいユーザーインターフェース。
もう一つは、法人にとってかゆいところに手が届く高機能だ。例えば、動画配信では「AI高画質圧縮機能」により、高画質のまま動画の容量を圧縮して配信が可能。ライブ配信の場合には、通常であれば30秒程度発生する遅延を、同製品では3秒以内に抑える「超低遅延高画質配信機能」を備える。さらに個人情報保護機能などセキュリティ面の不安もカバーする。なお4K画質で10000人規模でも配信も可能だ。
●活用シーン
「BlendVision One」の活用シーンとしては、社内と社外どちらのコミュニケーションも想定されている。社内では情報共有や研修、社外では顧客向けのあらゆる営業・情報共有シーンが想定される。
先日開催された発表会で示された同社の分析によれば、法人の動画活用 市場動向は急拡大の兆しがあり、現在は黎明期から成長期への過渡期にあるという。成長要件は「使いやすさ」と「セキュリティ性」にあると見ている。
動画配信が定着する中で、ITリテラシーのそれほど高くない担当者が手軽に使えるプラットフォームがいま、求められており、同製品はそのニーズを満たしているという。