日々の仕事においては、「ミスが続いている」「同僚や顧客に迷惑をかけてしまった」と自己嫌悪に陥ることも少なくない。そこで、ビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hitsを運営するビズヒッツでは、「仕事で自己嫌悪に陥る瞬間」についてアンケート調査を実施。回答結果をグラフや図表にまとめて発表した。
仕事で自己嫌悪に陥ることがある人は81.8%
全国の男女499名に「仕事で自己嫌悪に陥ることがありますか」と聞いたところ、「頻繁にある」「ときどきある」と答えた人が合わせて81.8%に達した。
常にミスなく完璧に仕事ができる人はいない上、ずっとメンタルが安定している人もしかし。長く仕事していれば、多かれ少なかれ自己嫌悪に陥ってしまうことはあるはずだ。
仕事で自己嫌悪に陥る瞬間は「ミス・失敗したとき」
続いて、仕事をするうえでどんなときに自己嫌悪に陥るかを聞いた。
1位になったのは「ミス・失敗した(198人)」。以下、2位「仕事がうまくいかない(79人)」、3位「他人と比べてしまう(42人)」、4位「感情的になってしまった(38人)」と続く。
「ミス」「仕事がうまくいかない」など、仕事に行き詰まりを感じて自己嫌悪に陥る人が多数のようだ。ミスや仕事の遅れが発生すると、上司に叱られたり、周囲に迷惑をかけたりもする。
また「感情的になってしまった」「コミュニケーションの問題」など、人間関係がうまくいかず自己嫌悪に陥る人も多いことがわかった。
仕事で自己嫌悪に陥ると「自信がなくなる」
次に、仕事で自己嫌悪に陥るとどのような感情になるかを聞いたところ、「自信がなくなる」「落ち込む」「自分を責める」と答えた人が多数を占めた。自分で自分がイヤになってしまうと、落ち込みますし自信がなくなるのも当然かもしれない。
上記のようなネガティブな感情を抱くのは誰にでもあることだが、ネガティブな感情を抱き続けることはNGだろう。
自己嫌悪が強くなりすぎると、暴飲暴食で現実逃避に走ったり、認めてくれる人に依存したりすることもあるといわれているためだ。
仕事で自己嫌悪に陥ったときの対処法1位は「気分転換する」
仕事で自己嫌悪に陥ったときの対処法を聞いたところ、1位は「気分転換する(240人)」。2位「反省して次に活かす(114人)」、3位「誰かに相談する(36人)」、4位「深く考えすぎず割り切る(35人)」と続く。
「気分転換」全体の半数以上を占めており、嫌な気持ちを早めに忘れようとする人が多いことがわかる。
また、「反省したあとで気分転換する」という回答も。「自己嫌悪の原因となったミス」「反省すべき点」を忘れるのではなく、「嫌な感情」を忘れるというのがポイントかもしれない。
調査結果まとめ
「周囲に迷惑をかけた」「期待していた成果が出なかった」などの場合に、自己嫌悪に陥りやすくなる。ミスや失敗を反省して繰り返さないようにすることは大切だが、自分を否定する必要はない。
今回の調査では、自己嫌悪から抜け出す方法としては「飲食・運動などの気分転換」が多数となった。
自分ではなかなか克服できず辛い場合には、カウンセリングサービスなどを利用してみるのもよいだろう。
調査概要
調査対象/全国の男女
調査期間/2023年7月23日~26日
調査機関/自社調査
調査方法/インターネットによる任意回答
有効回答数/499人(女性321人/男性178人)
回答者の年代/10代 0.2%、20代 18.8%、30代 39.8%、40代 24.6%、50代 13.4%、60代以上 3.2%
関連情報
https://bizhits.co.jp/media/archives/34449
構成/清水眞希