7割以上が「デジタル広告を出稿する企業・ブランドの好感度が下がったことがある」、理由は?
Q1で「接触することがない」以外を回答した人に、「Q3.あなたは、デジタル広告を出稿する企業・ブランドに対し、好感度が下がったことがありますか。」(n=95)と質問したところ、「何度もある」が29.5%、「数回程度ある」が38.9%となった。
Q3で「何度もある」「数回程度ある」「1度だけある」と回答した人に、「Q4.デジタル広告を出稿する企業・ブランドに対し、好感度が下がった理由を教えてください。(複数回答)」(n=71)と質問したところ、「表現が過剰だったから」が46.5%、「表示頻度が多いから」が45.1%、「信頼性・信憑性が薄かったから」が36.6%という結果に。
Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q5.Q4で回答した以外に、デジタル広告を出稿する企業・ブランドに対し、好感度が下がった理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=70)と質問したところ、「下品な表現」や「大げさな表現」など43の回答が得られたので一部を紹介しよう。
<自由回答・一部抜粋>
・31歳:過剰な購買煽りや下品な表現があったりしたから。
・31歳:汚い画像だったり鬱陶しいと感じるものが多すぎる。
・30歳:ほぼほぼ有り得ないダイエットの広告で、過剰だと思った。
・28歳:大げさな表現。
・25歳:しつこい広告が多い。
・32歳:YouTuberみたいな早口の解説で、うざいイメージがとても落ちる。
・34歳:画面いっぱいに何度も広告がでたり、閉じるボタンが分かりにくくしてあったり、性的なものや暴力的なコンテンツの広告を、全く関係ない内容のサイトやアプリで表示するなどされると不快に思う。
好感度が下がったことでとった行動、「広告をブロックした」が最多!スキップできない広告への対処は?
Q3で「何度もある」「数回程度ある」「1度だけある」と回答した人に、「Q6.好感度が下がったことで、どのような行動をとりましたか。(複数回答)」(n=71)と質問したところ、「広告をブロックした」が43.7%、「ウェブサイトへの訪問を減らす」が35.2%、「ネガティブな内容の口コミをした」が31.0%となった。
Q1で「接触することがない」以外を回答した人に、「Q7.あなたは、興味がなくスキップができないデジタル広告が表示されている間、その広告を視聴しますか。」(n=95)と質問したところ、「視聴する」が44.2%、「視聴しない」が47.4%という結果に。
Q7で「視聴しない」と回答した方に、「Q8.あなたは、興味のない広告が表示されている間、広告を視聴する代わりに何をしていますか。(自由回答)」(n=45)と質問したところ、「テレビを見る」や「ゲームする」など31の回答を得られたので一部を紹介しよう。
<自由回答・一部抜粋>
・31歳:別の端末でSNSを見たりする。
・21歳:違うアプリ。
・26歳:テレビを見る。
・28歳:ヘッドホンを外してゲームする。
・30歳:見たくない物は手で隠して、何度も見たやつは画面から目を逸らしてる。
・28歳:家事。
・27歳:ゲーム。
今回の調査では、SNSや動画配信を日常的に利用する中で、デジタル広告に接触する機会が多く、広告の印象が悪いと好感度が下がり、企業活動においてネガティブな行動に至るケースが少なくないことが分かった。
過剰な表現をせず、信憑性の高い情報を広告に載せることで、好印象が残る広告運用を目指す必要があると言えるのではないだろうか。
調査概要
調査名:SNS世代が苦手な広告に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年7月10日〜同年7月14日
有効回答:SNSを1日平均2時間以上触っているSNS世代(18歳~36歳)101名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
構成/Ara