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観光関連の求人はインバウンド再開後8か月で1.8倍に、インバウンド関連求人も2.3倍に増加

2023.08.18

世界的な求人検索エンジン 「Indeed」の日本法人であるIndeed Japanは、夏の観光シーズンに向けて観光業・インバウンド(訪日外国人旅行)に関連する求人および仕事検索の動向について調査を実施。結果をグラフ化して発表した。

今回は最新の2023年6月時点と以下2つの比較を中心に増加率を算出し、動向を調査した。
(1)インバウンド再開(※)、全国旅行支援が始まった2022年10月と比較し、直近8か月間における動向
(2)コロナ禍(全国で適用された第1回緊急事態宣言直後)の2020年6月と比較し、コロナ前後における動向
※ 2022年10月11日に、入国者数の上限撤廃および個人の外国人旅行客の入国解禁によりインバウンドが本格的に再開したことを指す

 

求人動向

観光業全体の求人動向〜インバウンド再開から1.8倍増加、同月比では過去6年間で最多

Indeed上の観光業に関する求人の割合は、政府によるインバウンド再開・全国旅行支援が開始された2022年10月と比較して2023年6月は1.8倍に増加した。特に、厚生労働省が新型コロナウイルス感染症の5類移行の検討を始めると公表した2022年11月から4か月連続で前の月を上回り求人が大幅に増加した。

コロナ禍(全国で適用された第1回緊急事態宣言直後)の2020年6月と比較すると、2023年6月は観光業に関する求人割合が1.4倍増加している。

さらに2017年からの同月(6月)比では6年間で最多となり、観光業の求人がコロナ禍以前の水準に回復したと言える。

1-2.インバウンドに関する求人動向:インバウンド再開から2.3倍増加、観光業全体に占める割合も回復

観光業の求人のうち、訪日外国人観光客対応を想定したインバウンドに関する求人の動向をみると、インバウンド再開の2022年10月と比較して2023年6月は2.3倍増加した。

コロナ禍の2020年6月と比べると2.7倍増加しており、アフターコロナにおいて、インバウンド対応の人材需要が増加していることが推察できる。

観光業の求人全体におけるインバウンドに関する求人割合は、2023年4月に過去6年間で最も高くなり、25.9%だった。2023年5月のコロナ5類移行後は、コロナ禍以前の水準と同程度で推移しており、2023年6月は20.4%となっている。

検索動向

観光業に関する仕事検索動向〜2023年2月から5か月連続で増加、求職者の関心は増加傾向

Indeed上で求職者が仕事を探す際に、観光業に関する仕事検索(「観光」「旅行」「ツアー」「ホテル」「旅館」のキーワード検索)の割合は、2023年6月は、2022年10月と比較し1.1倍の増加となっている。特に、2023年2月からは5カ月連続で観光業に関する仕事検索割合は前の月を上回っていた。

コロナ禍の2020年6月と比較しても同じく1.1倍増加となっている。さらに、2017年からの6月の数値を比較すると、2023年は同月比において過去6年間で最多となった。

観光業に関する仕事検索割合は、コロナ禍において、観光業における求人割合ほど大きく落ち込んではおらず、観光業に関する求職者の関心はある程度コンスタントに存在するものと考えられる。その中でも、アフターコロナにおいては、仕事検索割合が右肩上がりの傾向を示しており、観光業に関する求職者の関心が増加傾向にある推定できる。

インバウンドに関する仕事検索動向〜インバウンド再開で1.4倍、コロナ禍の同月比で1.7倍増加

訪日外国人観光客への対応を想定したインバウンドに関する仕事検索の割合は、2023年6月は、インバウンド再開の2022年10月と比較し1.4倍となった。

コロナ禍の2020年6月と比較すると、1.7倍の増加となっている。

コロナ禍以前の高水準には届かないものの、インバウンド再開およびコロナ5類移行後、初の夏の観光シーズンを控え、求職者のインバウンド関連の仕事に対する関心は増加傾向であると言える。

調査概要
調査主体/Indeed Japan株式会社
調査対象期間/2017年6月〜2023年6月

【求人動向】
<観光業に関する求人>
対象期間において、日本のIndeed上に掲載されている全求人における「ホスピタリティ・観光」*1の職種カテゴリの求人割合を算出(100万件あたりの求人数)。
<インバウンドに関する求人>
対象期間において、日本のIndeed上に掲載されている全求人に対するインバウンド関連の求人(「ホスピタリティ・観光」の職種カテゴリの求人のうち、インバウンド関連のキーワードを含む求人)の割合を算出(100万件あたりの求人数)。
<都道府県別の観光業およびインバウンドに関する求人>
対象期間において、各都道府県の「ホスピタリティ・観光」の職種カテゴリの求人、およびインバウンド関連の求人(「ホスピタリティ・観光」の職種カテゴリの求人のうち、インバウンド関連のキーワードを含む求人)の増加率を算出。ただし、特定の期間で求人数が基準以下の県については算出対象から除外。

【検索動向】
<観光業に関する仕事検索>
対象期間において、日本のIndeed上の全仕事検索に対する観光関連のキーワードを含む検索割合を算出(100万件あたりの検索数)。
<インバウンドに関する検索>
対象期間において、日本のIndeed上の全仕事検索に対するインバウンド関連のキーワード(観光関連のいずれかのキーワード、かつインバウンド関連のいずれかのキーワードを含む)の検索割合を算出(100万件あたりの検索数)。

関連情報
https://jp.indeed.com/press/releases/20230809

構成/清水眞希

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