「喫煙所のはみだし利用防止のために、適切な広さの喫煙所の設置が必要だと思う」喫煙者では90%、非喫煙者では65%
屋外喫煙所の設置に関する意識について質問した。
喫煙者(5,000名)に、喫煙所のはみだし利用を防ぐために、適切な広さの喫煙所の設置が必要だと思うか聞いたところ、「そう思う」が52.6%、「まあそう思う」が37.5%で、合計した『そう思う(計)』は90.1%、「そう思わない」が2.7%、「あまりそう思わない」が7.1%で、合計した『そう思わない(計)』は9.9%となった。他方、非喫煙者(5,000名)についてみると、『そう思う(計)』が65.2%、『そう思わない(計)』が34.8%だった。
喫煙者、非喫煙者ともに、喫煙所の利用マナーに反する“はみだし喫煙”を防止するために、適切な広さの喫煙所を設ける必要があると考える人が多数を占めた。
【屋外喫煙所を新たに設置するのであれば、防犯上の危険性等に配慮した喫煙所が良いと思う】では、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、喫煙者では84.8%、非喫煙者では71.8%だった。
また、【インバウンド観光客の利用も踏まえて屋外喫煙所を増やすべきだと思う】では、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、喫煙者では84.1%、非喫煙者では47.4%だった。
喫煙所・喫煙設備を設置してほしいと思う場所 1位「駅前・駅周辺」、2位「商業施設」
全回答者(喫煙者5,000名、非喫煙者5,000名)に、喫煙所・喫煙設備を設置してほしいと思う場所を聞いたところ、喫煙者、非喫煙者ともに、1位は「駅前・駅周辺」(喫煙者67.6%、非喫煙者45.9%)、2位は「商業施設」(喫煙者57.9%、非喫煙者36.5%)となった。喫煙者の3位は「飲食店」(57.8%)、非喫煙者の3位は「たばこ販売店前」(33.8%)だった。
また、“紙巻たばこ・加熱式たばこどちらも喫煙可能な屋外喫煙所”と“加熱式たばこ専用の屋外喫煙所”のどちらを増やすべきだと思うか聞いたところ、喫煙者(5,000名)では「紙巻たばこ・加熱式たばこどちらも喫煙可能な屋外喫煙所」が69.6%、「どちらかといえば紙巻たばこ・加熱式たばこどちらも喫煙可能な屋外喫煙所」が12.7%で、合計した『どちらも喫煙可能な屋外喫煙所(計)』は82.3%、「加熱式たばこ専用の屋外喫煙所」が8.7%、「どちらかといえば加熱式たばこ専用の屋外喫煙所」が9.1%で、合計した『加熱式たばこ専用の屋外喫煙所(計)』は17.7%となり、非喫煙者(5,000名)では『どちらも喫煙可能な屋外喫煙所(計)』は78.7%、『加熱式たばこ専用の屋外喫煙所(計)』は21.3%となった。
喫煙者、非喫煙者ともに、紙巻きたばこと加熱式たばこ両方を喫煙可能な屋外喫煙所の増設を望む人が大多数となった。
「税金を活用して喫煙所を設置するなら、少ないコストで設置できる喫煙所のほうが良い」喫煙者では88%、非喫煙者では78%
税金や助成制度を活用した喫煙所設置に関する意識について質問した。
喫煙者(5,000名)に、税金を活用して喫煙所を設置するのであれば、少ないコストで設置できる喫煙所のほうが良いと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は88.0%、『そう思わない(計)』は12.0%となった。
他方、非喫煙者(5,000名)についてみると、『そう思う(計)』は77.5%、『そう思わない(計)』は22.5%となった。
喫煙者、非喫煙者いずれにおいても、喫煙所の設置に税金を使う場合は、低コストで設置できる方法を希望する人が多いことがわかった。
【税金を活用して喫煙所を設置するのであれば、より多くの人に利用される設備であるべきだ】では、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、喫煙者では92.1%、非喫煙者では70.8%だった。
国や一部の自治体では、喫煙室や喫煙所の設置に取り組む事業者を支援するための助成制度を設けている。
【助成制度を活用した民間の喫煙所が増えることに賛成だ】では、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、喫煙者では89.4%、非喫煙者では56.5%だった。
<調査概要>
調査タイトル :喫煙所に関する意識調査2023
調査対象 :ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする東京都23区在住の
20歳~69歳の男女10,000名
調査期間 :2023年6月16日~7月3日
調査方法 :インターネット調査
調査地域 :東京23区
有効回答数 :10,000名(喫煙者5,000名・非喫煙者5,000名)
出典元:ネットエイジア調べ
構成/こじへい