「スーパーアプリ」とは、単一のアプリ内にそれぞれ異なる機能を持つ複数のアプリを備えるサービスのことだ。たとえば、SNS、スマホ決済、EC、保険の申し込み、公共料金の支払い、投資やローン申請、フードデリバリー、シェアカーやシェアサイクルの利用、タクシーやその他交通予約などを、すべて一つのアプリ上で完結できる利便性の高さから今、注目が集まっている。
そんな中、MMD研究所はこのほど、15歳~69歳の男女7,000人を対象に「スーパーアプリに関する調査」を実施し、その結果を発表した。
スーパーアプリの認知度は23.4%、利用意向は42.1%
15歳~69歳の男女7,000人を対象に、スーパーアプリの概要を説明し認知と利用意向について聞いたところ、「内容について知っていて、利用したい」が14.5%、「内容について知っているが、利用したいと思わない」が9.0%、「内容について知らなかったが、利用したい」が27.6%、「スーパーアプリの内容について知らず、利用したいと思わない」が49.0%となった。認知度は合わせて23.4%、利用意向は合わせて42.1%となった。
これを性年代別にみると、認知度は男性20代(n=558)が33.9%と最も高く、次いで男性30代(n=597)が32.7%、男性40代(n=755)が31.1%となった。
続いて、利用意向は女性10代(n=230)が52.2%と最も高く、次いで男性10代(n=242)が50.4%、男性30代(n=597)/男性40代(n=755)が46.1%となった。
スーパーアプリで利用したい機能上位は「ポイント管理・運用」「クーポン」「キャッシュレス決済」
スーパーアプリを利用したいと回答した2,946人を対象に、スーパーアプリで利用したい機能を聞いたところ(複数回答可)、「ポイント管理・運用」が49.1%と最も多く、次いで「クーポン」が44.9%、「店頭・オンラインでのキャッシュレス決済」が40.0%となった。
スーパーアプリを利用したい理由は?
スーパーアプリを利用したいと回答した2,946人を対象に、スーパーアプリを利用したい理由を聞いたところ(複数回答可)、「ポイントを貯めやすいと思う」が45.6%と最も多く、次いで「たくさんのアプリをインストールしなくて済む」が43.1%、「たくさんのアプリを使い分けなくて済む」が42.1%となった。