近年、男性の日傘利用は増えているといわれている。メンズリゼが2023年4月に10代~40代の男性716名を対象に行った調査では「この夏、日傘を使用してみたいか」の問いに対し、半数近くが「前向きに検討中(45.9%)」と回答した。今年から日傘デビューをしようと考えている人もいるだろう。
一体、どんな日傘を選ぶと良いのか。人気ブランドの売上ランキングと共に、選び方のポイントをあわせて確認しておこう。
Wpc.のメンズ向け日傘・売上ランキングTOP4
レイングッズメーカーWpc.のメンズ向け晴雨兼用傘ブランド 「Wpc. IZA(ダブリュピーシーイーザ)」には、4つの商品ラインアップがある。どんな日傘が人気なのか、売上ランキングと共に見ていこう。
第4位「Wpc. IZA ラージ&コンパクト」
「Wpc. IZA ラージ&コンパクト」4,400円(税込)
ユーザーからの「傘を広げたときの大きさも、閉じたときのコンパクトさもどちらも欲しい」という声をもとに開発された商品。傘を広げたときの直径は100cmと大きめサイズで体の大きい男性も日差しや雨からしっかりカバーできると同時に、バッグに入れやすいコンパクトさも両立している。
第3位「Wpc. IZA オートマティック」
片手でワンタッチ操作できる自動開閉機能が備わる。荷物が多いときなどは便利だ。雨に濡れてもあまり手を濡らさずにたためる点もメリット。
第2位「Wpc. IZA コンパクト」
傘をたたんだときのサイズは縦17cm×横6.5cmでスマートフォンと同程度とかなりコンパクト。また折りたたみ傘では珍しいスクエア型なので、バッグのシルエットを崩さず収納できる。荷物を少なく、小さくしたいユーザーに人気だという。
第1位「Wpc. IZA ライト&スリム」
重さ約190g、収納時の横幅わずか5cmと、Wpc. IZA史上、最も軽量でスリムなフォルム。軽量でありながら開いたときの直径は90cmと、男性でもしっかりカバーしてくれるサイズ感を実現。収納時の縦幅は25cm以下になるため、バックパックの側面のポケットやバッグに入れて持ち歩いても、カラビナでバッグに取り付けても持ち運びのストレスにならない。「とにかく軽い」という理由で選ぶ男性が非常に多いという。
日傘を選ぶときに見るべきポイント
これから日傘を買うなら、こだわって選ぼう。見るべきポイントを押さえておくと良さそうだ。
●遮光率
遮光率とは、可視光線をカットする度合いのこと。可視光線とは、太陽光のうち、目に見える光を指し、紫外線は含まれていない。日傘の遮光率は90%以上の高い遮光率のものを選ぼう。
●UVカット率
UVカット率とは紫外線をカットする割合のこと。これも遮光率同様に90%以上を選ぼう。傘生地の裏側にPU(ポリウレタン)コーティングをしてUVカット率を高めているものが多い。
例を挙げると、先に紹介したWpc. IZAの4種類は、全色遮光率&UVカット率100%という。同社によれば、生地裏面にポリウレタン樹脂多層コーティングを施すことで、紫外線はもちろん、遮熱効果も生まれるため、熱もしっかりカットする。さらに、紫外線保護指数を示す「UPF」も最も高い格付値である50+を記録しているという。
また傘ブランドWaterfrontによるユニセックスの傘全天候折り畳み傘は、内側のブラックPUコーティングでUVカット率99.9%以上・遮光率99.99%%以上を実現している。
Waterfront「LESS IS MORE 全天候 折 55cm」2,200円(税込)
●耐水性・撥水性
耐水性や撥水性が高ければ雨天時にも対応できるから、日傘であってもオールマイティに使える。
耐水性は主に耐水圧を見る。一般的な目安として、耐水圧300mmは小雨、2,000mmはやや強い雨、10,000mmは大雨、20,000mmは嵐に耐える程度とされる。複数商品を比較する際には、高いものを選んでおくと良さそうだ。
例えば、Wpc. IZAの4種類の耐水圧は10,000mm以上。また、撥水度試験では最高等級である5級を記録している。
またレイングッズメーカーニフティカラーズの晴雨兼用日傘は、耐水圧が20,000mm以上という。
ニフティカラーズ「遮光カーボン軽量ミニ58」4,290円(税込)
●耐久性
耐久性もできれば備えたい。
各メーカーでさまざまな実証を行っている。Wpc. IZAの4種類は、ポリウレタン樹脂多層コーティングの耐久性について、温度70℃、湿度95%というジャングルのような環境下で3年相当の急速劣化試験を実施しているという。生地の退色や加水分解によるコーティングの劣化など目立つ変化は認められず、劣化しにくい生地と実証されている。
●サイズ・軽さ
傘を開いたときのサイズは、男性であれば直径100cm前後、大柄なら120cm前後が目安といわれる。また折りたたみ式の場合、近年はかなりコンパクトさが追求されているので、毎日カバンに入れて持ち歩くことを考えれば妥協せず選ぶと良さそうだ。
「Wpc. IZA コンパクト」は折りたたむと縦17cm×横6.5cmにまで小さくなる。
●晴雨兼用・折りたたみ式
晴雨兼用傘か、雨には対応できない日傘か、また折りたたみ式か、普通の傘かという選択肢もある。
Wpc. IZAの商品はすべて晴雨兼用傘で、折りたたみ式を採用しており、傘を持ち歩く習慣を提案している。毎日カバンの中に入れて持ち歩くことを考えれば、これらの条件は必須といえそうだ。
●自動開閉機能の有無
ボタンを押せば自動で開閉する機能は、荷物が多いとき、車やバスの乗降時などに片手でスムーズに開閉できるので便利だ。ライフスタイルに応じて選ぼう。
デザインや色柄だけでなく、これらの機能や特性も総合的に考慮して選ぶと長く使い続けられるものが見つかりそうだ。
【調査出典】
メンズリゼ「世代別/今夏の紫外線対策・マスク着用に関するアンケート調査」
文/石原亜香利