あなたは「お金の使い方」について後悔したことがあるだろうか。「ストレス発散のためだと自分に言い訳して、無駄なものを買ってしまった」「自己投資になると思ってお金をかけたのに、何も自分のためになっていない」といった経験がある人も多いと思う。
そこで、ビズヒッツが運営するお金の使い方調査隊は、全国の男女500人に「ダメなお金の使い方」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめた。
ダメなお金の使い方をしてしまう人は44.8%!ダメなお金の使い方をしてしまう理由は?
全国の男女500人に「あなたはダメなお金の使い方をすることがありますか?」を聞いたところ、「よくある」「まあある」と答えた人は合わせて44.8%。お金の使い方に注意している人の方が多いとわかった。
最近は「お金の使い方」「節約・貯蓄」に関する書籍やネット記事を目にする機会も多く、物価高の影響で生活費が増え、「お金の使い方に気をつけないと」と考えている人も多いのかもしれない。
続いて「ダメなお金の使い方をしてしまう理由」を聞いたところ、1位になったのは「衝動・欲求を抑えられない(95人)」であった。2位「安いと買ってしまう(52人)」、3位「ストレスを発散したい(42人)」、4位「計画性がないから(17人)」と続く。
ほしいと思ったものを衝動的に購入してしまう人が多くなっている。ステキな商品を見て興奮したりストレスを抱えていたりすると、判断力が落ち、無駄なお金を使いやすくなるので注意が必要だ。
1位 衝動・欲求を抑えられない
・SNSなどを見ているとほしい服が増え、つい買ってしまう(28歳 女性)
・旅行やお正月など、特別な日には衝動買いをしてしまう(36歳 女性)
・スマホゲームのレアなアイテムがどうしても欲しくて、衝動的に課金してしまいます(45歳 男性)
「ほしい」という気持ちを抑えられずについ購入してしまうことは、多くの人が経験しているのではないだろうか。衝動買いには、手早く達成感やときめきを得られるメリットもある。
ただ、「買っただけで満足し、商品自体を無駄にしてしまう」「衝動買いを繰り返してしまう」などは問題だろう。
2位 安いと買ってしまう
・安いとつい「何かに使えそうだな」と買ってしまう(25歳 女性)
・当日の献立に使用しない食材でも、「安売りをしているから」と買ってしまう(46歳 男性)
・セールになっていると、あまり必要のないものでも買ってしまう(51歳 女性)
「セール」「割引」「還元」といったフレーズに弱い人も多い。100円ショップでは、「100円程度なら買ってもいいか」と思い、ついつい多くの商品をカゴに入れてしまう人も多いだろう。
3位 ストレスを発散したい
・ストレスが溜まっているときに、幸福度を瞬時に高めてくれそうな甘いお菓子などを買ってしまう(44歳 女性)
・ストレスが溜まっていると、不要なものを買いがち。ストレス発散のために何か買いたくなり、必要もないのに買うものがないか探してしまいます(50歳 女性)
ストレスを感じているとき、好きな食べ物や服を買えば、簡単に幸福感や達成感を得られる。ただストレスを発散したあとに、「無駄遣いしちゃったな」と後悔することも。
普段節約を心がけている人の場合、ストレス発散するための散財が、新たなストレスの種になることもあるので注意しよう。
4位 計画性がないから
・計画性なくお金を使ってしまうから(38歳 女性)
・最初に予定していた費用を超えて使ってしまう(44歳 女性)
「予算を決めないでお金を使ってしまう」「買い物の前に計画を立てない」といったケースが当てはまる。カード払いで計画性なく使いすぎてしまうと、支払いが追いつかなくなる可能性もあるので注意が必要だ。
5位 一攫千金狙いで
・「今日は当たるかな」と思い、つい宝くじを買ってしまう(19歳 女性)
・つい大きなお金が欲しくなって賭けに出てしまう(30歳 男性)
・宝くじを毎年買ってしまいます。絶対当たらないとわかっているのに夢を見たくて、2~3枚買っています(36歳 女性)
ギャンブル性の高い商品を、夢を見たくて買ってしまう人も多いよう。当選経験のある人は、当たったときの快感が忘れられず買い続けてしまうこともある。